フィリピン・マニラの話 -4 [トラベル]
日本航空で行けるのは中国の上海、ホノルルぐらいになってしまいました。
セントレアからだと成田か羽田経由しかありませんから、時間も余分にかかって
航空運賃も割高になるということで、日本航空のマイレージ会員であっても特に
メリットを感じられなくなっているので、全日空のマイレージカードのグレード
を上げることを検討しています。マニラとは特に関係ない話ですが、マイレージ
会員であることによる特典が東京寄りになっていることについて、もう少し本気
で善処してほしいものだとは思っています。
そんなわけで、ここで掲載している写真はまだセントレアからマニラまで直行便
で移動することが出来た頃の窓からの景色です。
7,641の島があるフィリピンなので、上空を飛ぶ時はどこかの島の上というのが
普通になっています。(実際に人が住んでいる島は半分もありません。)
今回はホテルの話から書いていきます。
マニラには、いわゆるラブホテルと呼ばれてる休憩時間の設定があるホテルから
グランドハイアットやヒルトン、シャングリラなどの高級ホテルまで多種多様な
カテゴリーのホテルがあり、以前はドゥシットホテルマニラ(タイのドゥシット
系になる前は、ホテル日航マニラ)とか、ソフィテル・フィリピンプラザなどの
五つ星ホテルに泊まっていましたが、安倍晋三という愚か者がアベノミクスなる
日本の価値を下げる経済政策を推し進めた結果、円安が進んだため必然的にペソ
(フィリピンの通貨はペソです)が上がり、ホテル価格が上昇したため二つ星か
三ツ星クラスのホテルでないと同程度の宿泊費では泊まれなくなりました。
日本政府が経済界との関係を重視し、賃金上昇を抑制してきたために年収ベース
が東南アジア諸国の上昇率をはるかに下回るレベルになっていた結果として賃金
の差が縮小し、諸外国の物価と賃金が上昇してきた結果、肌間隔での経済格差は
逆転しているように感じられ、ランチの料金にしても日本が600円ぐらいで可能
なのに対して、マニラでは800円から1,000円払わないと足りない感じです。
賃金格差は確かにありますが、上昇率の差から考えると、これから五年もしない
うちに食費やホテル代は日本を超えるのではないかと思っています。
写真のホテルは、マニラでも安全とされているマカティにあるホテルです。
オックスフォードスイートというホテルで、広めの部屋が標準です。
この部屋に泊まった頃で、1泊7,000円ぐらいでしたが、今は10,000円を超えて
日本の東横インとか、スーパーホテルと同じぐらいです。(東京を除く)
写真ではそんなに悪くもなく見えますが、この洗面台の下を偶然見た時にたぶん
ほとんどの女性だったら、動きが止まった後に阿鼻叫喚の悲鳴が上がるだろうと
思われる光景を見てしまいました。
5センチぐらいの真っ黒なゴキブリが数匹と小さなゴキブリが数えきれないほど
ゴソゴソと歩き回っていました。殺虫剤なんて気の利いたものはないので中から
追い出したゴキブリをスリッパで叩いてゴキブリ軍団との戦闘は終わりました。
部屋を変えてもらおうかと思いましたが、変えた部屋で再び新たなゴキブリ軍団
との戦いになることは容易に想像できましたから、部屋の灯りをつけて真夜中に
ゴキブリを踏むことがないようにして、荷物を机の上に置いて寝ました。
マニラのお手頃ホテルなんてそんなものです。ここは星二個です。
ですが、一昔前には五つ星ホテルでも一泊1万円もしませんでしたからね。
東南アジアの発展は喜ばしいことですが、旅費の高騰は残念な気がするのは確か
ですが、時と共に物価は上昇するので過去を懐かしんでも仕方ないです。
ここで話は変わってチャイナタウンの話です。
どこの国にもチャイナタウンと呼ばれるところはあるように思いますが、横浜の
チャイナタウンが危険だという話は聞いたことがありませんが、マニラのそこは
スリや置き引き、かっぱらいのリスクが高い危険地帯だとタクシードライバーに
注意喚起されました。
メトロマニラの西側にあるパッシグ川を越えて、キアポというエリアに中華街は
ありまして、漢方薬(秘薬)があって、中華粥が美味しいと聞いて行きました。
日本人と中国人は違いがよくわからないから、道端で立っていると拉致されると
聞いて、拉致されたらどうなる?と聞くと、中国人は資産を金にして金歯にして
口の中に入れているから中国人だと歯を抜かれて、ネックレスや指輪も盗られて
道端に捨てられるのに対して、日本人だと有り金を盗られて道端に捨てられるか
会社の出張の場合は会社に対して身代金を要求することもあるが、誘拐は重罪に
なるので、テロリストでない限りはそれはしないと言われました。
普段からそんなにお金は持っていないし、お金のありそうな身なりもしていない
からそんなに危険はなかろうと思って普通に歩いて、やっぱりなにもなく普通に
タクシーに戻りましたが、一応は後ろを気にしてはいました。
現地の日本人在住者に聞いた秘薬は「男宝」という漢方薬で、アリナミンAとか
キューピーコーワゴールドみたいな薬だと聞いて買いました。
「男宝」なんて名前なので、いかにも精力剤みたいな感じですが、中国語読みで
ナンバオ、日本の田辺製薬が販売しているナンパオと同じようなものです。
日本に持って帰って、自分よりも肩こりとか腰痛が出る奥さんが愛用しました。
効くからまた買ってきてと言われて、次にマニラに行った時にも買いました。
その後は特に用事もなくなったので買うことはなくなりました。
他にも写真のような媚薬と呼ばれるものもお勧めされましたが、必要に迫られて
いるわけでもないので買いませんでした。
「黒寡婦」というのはスペインのハエの粉で、女性の性欲を高めるということに
なっているみたいですが、ハエの粉エキス(スペインの情熱的な交尾をするハエ
の粉らしいです)ですからね、それを女性に飲ませること自体がどうか?という
ものでした。日本で買うと5mlの液体で1本2,000円になるみたいです。
売っていたのは濃縮タイプの粉で4回分でしたが値段は覚えていません。
もう一つが「紅蜘蛛」で、5mlの液体が1本です。
効果はハエの粉と同じになっていて女性用の催淫剤ということになっています。
日本に持ち込むことについては問題ないみたいですが、効果はわかりません。
これも日本で買うと1本2,000円ですが、送料が別に1,200円かかるようです。
こちらもマニラのチャイナタウン価格は覚えていません。
中華街に行くと普通の漢方薬もありますが、媚薬とか漢方のED治療薬もあると
いうことで、多少のリスクは顧みず買い物に行く日本人は少なくありません。
転売すれば利益が大きいので、そういう目的の人もいるかもしれませんね。
でも、今でも危険な街だと言われるので、現地の人と行くのをお勧めします。
円安は日本だけで感じる物ではないですから、
海外旅行でも影響は大ですね。媚薬は不要の年齢になりました(-_-;)。
by お散歩爺 (2024-05-08 09:41)
ホテルの部屋にゴキブリ!!!嫌だぁ~(T_T)
by 溺愛猫的女人 (2024-05-08 09:55)
お散歩爺さん:
コメントありがとうございます。
10年位前は1ペソが2円でしたが、今は2.7円です。
為替の差が単純に1.35倍になっているわけですが、物価自体も上がって
いますから、10年前の1.7倍ぐらいの感覚になっています。
円ドルの差だと135円が155円ぐらいなので、1.15倍ぐらいですが
こちらも物価自体が上がっているので、ニューヨークやハワイでは
ラーメン一杯が3,000円なんてことになっていますから、以前ほど
海外に気軽に行けなくなりました。
とはいえ、東京のチェーンホテルが1泊30,000円とか見ると、海外に
行った方が良いようには思います。
by suzuran (2024-05-08 21:06)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
日本のホテルでもゴキブリを見ることはありますが、マニラのホテルほど
大規模な軍勢が進撃してくるようなことにはなったことがないので、少々
引きましたが、スリッパで叩いているうちにカタルシスを感じます。
環境に慣れたもん勝ちです。
by suzuran (2024-05-08 21:10)