アイルトン・セナ 没後30年 [訃報・追悼]
のウィリアムズに移籍していたアイルトン・セナが34歳の若さで急逝しました。
古館伊知郎さんが名付けた「音速の貴公子」は本当に速く逝ってしまいました。
マクラーレンで、アイルトン・セナとアラン・プロストが優勝を争い、同チーム
である駆け引きとか、チームオーダーなど全く関係なく、両者が共に総合優勝を
目指して真剣勝負をしていた一つの時代が終わったのが1991年。
ホンダの撤退が発表され、アラン・プロストはフェラーリに移籍しました。
ホンダがF1から完全に撤退し、ライバルだったアラン・プロストはF1から引退し
当時の最強パワーユニットであったルノーエンジン積んだウィリアムズに念願の
移籍を実現して、空力の天才と呼ばれていたエイドリアン・ニューウェイが設計
したマシンで参戦したのが1994年でしたが、この年からウィリアムズが一歩先
を行っていたアクティブサスペンションが禁止になったことから、FW16の挙動
がデリケートすぎるということで、開幕戦と第二戦はリタイアでした。
そして迎えた第三戦、予選1日目にルーベンス・バリチェロが事故を起こし鼻骨
の骨折などで入院、その翌日にローランド・ラッツェンバーガーが壁に激突して
事故死、さらに決勝当日にも事故があり壊れた部品が観客席まで飛んで怪我人が
出るということが続いて、呪われた週末と言われていました。
再スタートから7周目のタンブレロコーナーで、左に切ったステアリングに反応
することなく300キロ以上の高速(激突時には200キロ台まで減速)で直進して
コンクリートウォールに激突したマシンは大破し、セナは動きませんでした。
誰よりも速く、誰よりも安全に対して関心の高いセナが死ぬはずがないと、多分
多くの人が同じことを考えたのかも知れませんが、現実はそんなに都合の良い話
にはならず、親戚縁者以外の人が亡くなって泣いたのは初めてでした。
アイルトン・セナが天国に召された後、ミハエル・シューマッハがセナの記録
いくつも書き換え、ルイス・ハミルトンやマックス・フェルスタッペンなどの
伝説級のドライバーが記録を更新し続けていますが、アイルトン・セナの記憶
を書き換えるようなドライバーは個人的には表れていません。
NETFLIXで、アイルトン・セナの半生を描いた作品が放映される予定です。
今のF1マシンはドライバー保護構造が格段に進歩していて死亡事故というのは本当に少なくなりましたね
ハロなんて視界の邪魔にしかならないようなものが必須装備になるなんてセナは天国から驚いてみているんだろうなぁ
by 青い森のヨッチン (2024-05-02 22:47)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
Haloの装備が義務化されてから、もしもHaloがなかったら?という事故
は何度も起きていますから、見た目は少々不細工になりましたが人命に
勝るカッコよさなんてありませんから良かったと思います。
シャルル・ルクレール、ロマン・グロージャン、ルイス・ハミルトン
周冠宇などがHaloがなければ大怪我、最悪なら死亡する事故でした。
4人の命を救ったのですから導入は正解で間違いないですね。
by suzuran (2024-05-02 23:41)
コメントありがとうございます。
後援会も満足にまとめられない人が、
政治家になっても満足な仕事はできないですね。
by 風太郎 (2024-05-03 11:12)
元会社の同僚がセナの大ファンで、ブラジルまで2回お墓参りに行きました。セナのお墓は花畑のようだったと言ってました。
by 溺愛猫的女人 (2024-05-03 12:08)
風太郎さん:
コメントありがとうございます。
単純に言うと、後援会の会員という人たちは岩盤支持者なわけですから
その人たちに批判されている人が、いわゆる無党派と呼ばれる流砂の
ような立場の人から支持を集められるわけがないですよね。
スポーツの世界でトップを目指すような人は他人を蹴落とすことが正義
なわけですから、そんな人が崖っぷちで追い詰められている人たちに
興味を持つわけがないと思っています。芸能人も同じですよね。
そんな人に投票するのがそもそもの間違いだと思います。
知人に60%の金利で1,000万円貸していた中条きよしなんて、完全な
守銭奴で、さらに国会で自分のディナーショーの宣伝まで始めるわ
年金を払っていないことを威張るわ、最低のクズ野郎でした。
仕事人に仕事をされるような人間が正義感を演ずるわけですからね。
芸能人を議員なんかにしてはダメなんだよ、と世間の人に気付いて
もらいたいと切に思います。
by suzuran (2024-05-03 23:48)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
アイルトン・セナはレースのインタビュー中にも神の話をすることが
ありましたから、かなり敬虔な信者だったようですね。
レースでは野獣の狩りのように獰猛な一面がありましたが、私生活では
一昔前のドライバーのようにスキャンダルが出てくるようなこともなく
本当に愛される人でしたから、花が絶えないんでしょうね。
ブラジルまでお墓参りって、なかなか行けませんよね、旅費もかかるし
時間も必要ですから、本当にリスペクトしていたんですね。
以前にブルース・リーのシアトルのお墓に行こうと思い立ったことが
ありましたが、旅費を計算した瞬間に素に戻りました。
by suzuran (2024-05-03 23:55)