SSブログ

フィリピン・マニラの話 -2 [トラベル]

マニラに行って最初に驚いたのは、飛行機に乗らない人は空港ターミナルの中に
入れないということです。大体どこの国でも見送りの人がターミナル内に荷物を
運ぶのを手伝ったりしていて、普通にターミナルの中に入れますが、マニラでは
ターミナルに入る時にパスポートと航空券のチェックがあります。

Manila_photo13.jpg
昔撮った写真なので、今は無きノースウェスト航空です。往復二回乗りました。

最近は発生しませんが、過去に共産ゲリラとか、イスラム系のアブサヤフとかの
爆弾テロ事件が発生していることから航空機テロに対する警戒が強く、空港内に
一般市民を入れることは現在でも許されていません。

特に、ニノイ・アキノ国際空港の中でNAIA1と呼ばれている第一ターミナルは
国際線専用ターミナルということもあり、特に警戒が厳しく、到着した後で両替
をしようとターミナル内に戻ろうとすると阻止されます。


警備員は丸腰ではなく、カービン銃を持って武装しているので、死ぬ気で建物内
に戻らなければならないというスリルを味わえます。
事情を話せば、別の出入口から入れますが一般の出迎えやタクシードライバーは
入ることが出来ないので、待ち合わせ場所が別に設定されているぐらいです。

タクシーに乗ろうとしても、一般タクシーは到着階には乗り入れられませんから
クーポンタクシー(カウンターで行先を伝えると、固定料金の前払いでホテルや
市内の指定した場所までの行先を書いたクーポンを手渡してくれるので、降車時
にそれを渡せば良い)に乗るか、到着口で待機している空港タクシー(割高)に
乗るしかなかったです。(今はGrabもあります)

裏ワザとして三階の出発階まで上がってターミナルから出ると、市内から出発口
まで乗せてきたタクシーがいるので、それを捕まえるという手もあります。
但し、一般タクシーはメーターを倒さない守銭奴ドライバーが大半なので、言葉
で対抗できない人は割高でもクーポンタクシーの方が結局は安くなります。

Manila_photo14.jpg
上空から見下ろしたマカティ。他のエリアと比べてグリーンが多いです。

Manila_photo15.jpg
今はもう乗ることの出来ない、ノースウェスト航空のB747-400

離陸したらすぐにハイソサエティな人が住むマカティを見下ろすぐらい市街地に
近いところに空港はあるので、ホテルまで普通に走れば(深夜は渋滞がないので
早く着きますが、銃を持って旅行者を襲う輩もいるのでなるべく避けたい)30分
もかからずに着きますが、昼間は大渋滞で1時間以上は普通にかかります。

これからマニラに行こうと考えている方。
マニラは怖い都市である前に、激しい渋滞のために予定が予定通りにはならない
都市であることをまず理解しすることが重要です。


nice!(96)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行

nice! 96

コメント 2

溺愛猫的女人

渋滞は困りますね( ̄▽ ̄;)
by 溺愛猫的女人 (2024-05-05 10:47) 

suzuran

溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。

マニラの幹線道路は片側五車線ありますが、渋滞になると七車線とか
八車線になってしまうので余計に渋滞が酷くなります。

隣の車線に割り込もうとする車が道を塞いでしまうので、さらに車が
動かなくなり、割り込みの連鎖で車線の意味がなくなります。

もう少し前後のことを考えて車線変更をすれば良いのにと、20年位前
から見ていますが一向に改善される気配がないです。

by suzuran (2024-05-05 20:43) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved