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大哺乳類展3【国立科学博物館】-5 [おとなの社会見学]

今回の展示で登場した剥製は、ハワイの実業家、故・ワトソンT.ヨシモト氏が
所蔵していて、国立科学博物館に寄贈された「ヨシモトコレクション」の一部で
約400点の大型哺乳類の剥製標本の中には、調査をすること自体が困難な地域の
標本もあるとのことで、元々は地元ハワイの人たちに野生動物の魅力を伝えたい
という思いから収集していたようです。

ueno_museum24-25.jpg

野生生物の保護活動にも取り組んでいたヨシモト氏は、それぞれの剥製について
精密なデータベースを残していて、最終年月、採集地なども検索できます。
https://www.kahaku.go.jp/research/db/zoology/yoshimoto/database/index.html

動物を体系的に学ぶのに実際の動物の姿を見ることが出来るのは、単にスケッチ
から動きを想像するのとは違いますから、生きている状態に近い質感で作られた
剥製を見ることで、動物に興味を持ち、野生動物保護に取り組む人材を育成する
という目的を果たすことに多大な意味があったのではないかと思います。

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大哺乳類展3【国立科学博物館】-4 [おとなの社会見学]

ナマケモノたちの裏側に展示されていたのが、アフリカゾウの骨格標本です。
マンモスの牙と比べれば少し小さく感じますが、大きな違いは現代に生きている
ということで、野生の姿を見たければアフリカまで行かなければ無理な話ですが
動物園にもアフリカゾウはいますからね、現世で最大の動物を生きた状態で観察
することが出来るというのは、やっぱり貴重なことだと思いました。

ueno_museum24-15.jpg

小さなカヤネズミから巨大なアフリカゾウ、首の長いキリン、そして霊長類の中
でも、もっと進化していると自惚れているヒトまで、全ての哺乳類は頸椎の数が
7個で共通しているのも、考えてみれば不思議な感じがします。

ヒトの血圧は健康体な人であれば120mmHgぐらいですが、首の長いキリンだと
高い位置にある脳まで血液を運ばなければならないため260mmHgぐらいが普通
だとされていますが、それだけ高い血圧で首を下げると脳の血管が破れて脳溢血
を起こしかねないと思われますし、逆に下げていた首をいきなり上げると脳貧血
になりそうですが、キリンは頭の中にワンダーネットと呼ばれる毛細血管の束を
持っていて、頭を下げた時は血液を受け止めて一気に脳に行かないように調節し
頭を上げた時は血液が一気に下がらないように調節する機能があります。

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大哺乳類展3【国立科学博物館】-3 [おとなの社会見学]

現在の哺乳類で、最初に枝分かれをしたのが先回で書いたカモノハシ=原獣類で
次に枝分かれをしたのがオーストラリアに分布する有袋類です。
カモノハシは卵を産みますが、有袋類はごく未熟な状態で生まれた小さな子供を
お腹の袋で育てるという特性を持っていて、それ以降に枝分かれした真獣類とは
違った進化の過程を経てきています。

ueno_museum24-11.jpg
黄色の部分の動物たちが有袋類です。

人間(ヒト)を含む真獣類は、受精後、ある程度の生育期間を子宮の中で過ごし
ヒトの場合だと280日で出産ということになります。
肉食動物の場合は生まれてしばらくは歩くことは出来ませんが、外敵から捕食の
対象にされる草食動物は生まれた直後から歩けるようになるのがほとんどです。

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大哺乳類展3【国立科学博物館】-2 [おとなの社会見学]

大哺乳類展のテーマである「わける(分類)」と「つなげる(系統)」に沿って
標本に解説が書かれていましたが、人が多すぎて読むことは諦めました。

ueno_museum24-3.jpg

哺乳類を分類分けすると「現獣類」「有袋類」「真獣類」に分けられ、真獣類は
さらに、「アフリカ獣類」「異節類」「ユーアーコンタグリレス」「ローラシア
テリア」に大別され、さらに細かく系統が分かれていますが、専門的な領域の話
を長々と書いても読み飛ばしたくなると思うので、この辺にしておきます。

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