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「ザ・ファイブ -選ばれた復讐者-」2013年 韓国映画・U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

2005年に放映された韓国のヒットドラマ「私の名前はキム・サムソン」で主演
その後、ラブコメの女王と呼ばれているキム・ソナ主演のサスペンス映画



女性を殺害した後、遺体を灰になるまで焼いた上、その遺骨(粉)を使って人形
を作って理想の女性を作り出すシリアルキラーに目を付けられて、夫と娘を殺害
され、自分自身も半身不随の重傷を負わされた女性が、連続殺人犯に復讐をする
ことを生きがいにして復讐仲間を募り、目的を達成するために動きます。

連続殺人犯に襲われ、瀕死の重傷を負って病院に運ばれたウナ(キム・ソナ)は
O型Rh-という希少な血液型のため、意識が混濁している入院中に主治医により
安楽死させるための薬物を注射されそうになって目覚めます。


医師が殺害しようとした理由は、自身の娘が臓器移植をしないと助からない病気
のため、同じ血液型で家族が全て殺害されたウナを殺して、その臓器を娘に移植
することを考えたためでしたが、この出来事によって自分の臓器に需要があると
いうことを知ったウナは、自分自身の臓器を提供する代わりに復讐を手伝う人を
インターネットで募集します。

犯人の情報を収集する役割、犯人を特定する役割、犯人を捕まえて連行する役割
そして臓器移植をする役割の4人の協力者を集めます。この4人にウナを含め5人
の復讐者という意味がタイトルに込められているわけです。

協力者は片目の視力を失った男、母親が臓器移植を必要とする女性警察官、妻が
臓器移植を必要とする男、そして娘に臓器移植を望む医師の4人で、それぞれの
個人的な事情も映画の中では話が出ますが、割愛します。

人違いで犯人とは違う男を拘束したことで、連続殺人犯自身が狙われていること
を知り、ウナを親身に世話していたヘルパーの女性と協力者の中の一人が犯人に
よって殺害され、協力者側も追い詰められていきます。

そして...というところで、ストーリーの紹介はここまでにします。
いくらなんでも警察官がウナに対し全く捜査経過を連絡しないとか、ウナの家族
以外にも何人もの犠牲者が出ているはずなのに、ニュースで報道もされないとか
ストーリーに違和感があるのと、ウナの復讐のためにヘルパーが殺害されたりと
主人公に同調し辛い展開があったりするのが残念な部分ですが、殺害場面などは
韓国映画の生々しさがあって、犯罪映画としてはよく出来ている感じはします。

まだ、「新感染 ファイナル・エクスプレス」の公開前で、人気が爆発する前の
マ・ドンソクが一回り小さい体で協力者の一人を演じていて、圧倒的なパワーで
犯人を徹底的に叩き潰す描写がなく、その辺がちょっと消化不良かな。

お勧めするほどの映画ではないので、お時間があればどうぞというレベルです。

一つ思ったのは韓国の映画やドラマって、違法「臓器移植」をテーマにしている
作品が結構あるんですよね、実際に養護施設とかホームレスの支援団体の中から
違法臓器移植に手を染めた団体とかあるのでしょうか。
そんな話は聞いたことはありませんが、それだけ臓器移植に対する関心が高いと
いうことなのかも知れませんね。


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お散歩爺

スリルとサスペンスが好きなので見たい映画です。
by お散歩爺 (2024-05-01 06:11) 

suzuran

お散歩爺さん:
コメントありがとうございます。

時間が短く感じたので間延びしていない映画です。
韓国映画ですが、胸糞悪くなるほどの猟奇殺人シーンは控えめです。
あくまでも控えめなので、かなり血の出る映画ではあります。
そこだけは事前に書いておかないといけない部分かと思います。
by suzuran (2024-05-01 23:37) 

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