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ホラーの原点・バンパイアとバンパイヤ [シネマクラブ]

ブルガリアを含むバルカン半島の国々では、古来から生前に何か悪い事をして
亡くなった人はバンパイアとして蘇り、生きた人間を襲い生き血を吸う吸血鬼
となって蘇り、世の中に恐怖と災いを広げるという迷信や伝説があったために
亡くなった際には、復活を防ぐために心臓に鉄の杭を打ち込んで葬ったという
伝承が残っているのですが、ただ単に伝承ではなく、その伝説を裏付ける姿の
古い遺体が伝説の残る地方で今でも時々発掘されています。

vampire-bone.jpg

どんな悪事をすると、死後に復活して吸血鬼として蘇るというように認識され
心臓に鉄の杭を打ち込むほどに恐れられたのかは、正式には解明されていない
のですが、疫病(感染症)で亡くなった場合に他人に感染させるのが悪魔の力
だと考えられていたという見方もあるので、消毒用アルコールや抗生物質など
防疫と治療の術がなかった時代には、感染症はそれだけ恐れられていたという
話なのかも知れません。

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