初めて行った岐阜県・白川郷 -1 [トラベル]
手前側)なので、岐阜から美濃太田を通り、飛騨川に沿って山の景色を見つつ
ディーゼル車(気動車)で白川口という駅まで行っていたのを覚えています。
子供の頃は子供料金だったので、急行のりくら(今は廃止になっています)で
行っていましたが、中学生を過ぎて大人料金になると、運賃を節約するために
岐阜発の普通列車で約1時間半ほどのローカル線の旅でした。
今回はこのハイブリッドのワイドビューひだで行きました。
親戚のおじさんの車に乗って山の中に入って行き朴ノ木の葉っぱを取ってきて
朴葉寿司を作ってもらったりしていたので、飛騨高山名物の朴葉味噌とかには
全くありがたみを感じませんが、それ以前に子供の頃には下呂とか高山までは
行ったことが無かったので、天下の三名泉・下呂温泉とか、高山陣屋で有名な
天領・飛騨高山とか言われても実感がありませんでした。
「ワイドビューひだ」がデビューした時に、一度乗ってみたいと思ったものの
結局、乗ったことが無いまま30年以上(ひだとして走っていた85系気動車は
デビューから30年以上経っていました)が過ぎたことになりますので、新しい
ひだに乗って高山・白川郷まで行ってみようということになったのです。
現在の「ひだ」は、ハイブリッド方式の鉄道車両として国内初になる最高速度
120km/hでの営業運転が可能になっていて、実際に乗ると静かでスピード感が
あって、うるさくて臭い気動車のイメージはありませんでした。
実際のところ、親戚の家には車で行くようになっていますから、高山線に乗る
ということ自体が今ではありませんので、新鮮な感じがしました。
中川辺を越えたあたりから翡翠峡と呼ばれる川の景色が広がれ、何度も鉄橋を
通って川の右側、左側を走るので確かに景色は良いですね。
車で走りながら景色なんか見ていたら、川に落ちかねないので、何度も通った
国道41号線を見ながらの列車の旅は良かったです。
初めての白川郷は高山駅から濃飛バスに乗って約1時間
「飛騨路フリーきっぷ」を使ったので、バスは無料(運賃は片道2,600円)に
なりました。往復の列車の運賃が割引になり、バスが無料ですからかなりお得
な切符でした。(JR東海からは何も貰っていませんので広告ではないです)
白川郷に着くと、唐突にこんな景色が広がります。
由緒正しき、冬になると雪深い正しい農村の姿という感じです。
一番の驚きは日本にいながら日本人観光客が極端に少ないことです。
西欧系、東南アジア系、アラブ系、近隣国の人々が大半というか、瞬間的には
95%ぐらいが外国人だったと思います。
周囲から聴こえてくる言葉が中国語、韓国語、フィリピン語、ベトナム語の他
英語ということで、日本語は皆無に近い状態で売店の人も英語で対応している
ので、異次元空間な感じでした。
この建物は食堂ですが、白川郷の食事処は午後二時になると終了します。
それまでの時間は並んでいる人が多いので、並ぶタイミングが悪いと打ち切り
になってしまうため、食べるものにあり付けないことになります。
実際に食べ物にあり付けなかったので、少々ひもじい思いをしながら集落内を
歩いたのが予定外というか、残念なことの一つです。
バスを降りてから少し歩くと、白川郷では知られた存在らしい和田家という家
があります。(家の中を見るのは有料だったので見ていません)
お金を払って家の中を見るほどの執着はないのです。
今年は5月に岩手県の遠野に行き、9月には白川郷ということで茅葺の古民家を
巡る年になりましたが、これも何かの縁なのでしょう。
遠野は馬小屋が一体化した独特のスタイルですが、白川郷では馬の育成に注力
していたわけではないので、家の周囲に厩はありませんでした。
それぐらいの違いはさすがに呑気な私でもわかるのです。
和田屋の前に立っていたら、少し大粒の雨が降り出したので、有料の玄関から
中に入ることはしないで軒先で雨宿りをさせてもらいました。
白川郷、いつかは行きたいとずっと憧れています。
by 溺愛猫的女人 (2023-10-12 21:06)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
白川郷に行ったのが、9月27日でした。
この時はまだ夏の名残という感じで、紅葉にはなっていませんでした。
真冬は豪雪地帯なので、10月から11月ぐらいがベストシーズンに該当
するのかも知れません。
名古屋から高山までJR高山線利用だとしたら、新型のハイブリッド車両
はとても静かで快適でした・
by suzuran (2023-10-14 21:31)