2023年・韓国(全州・ソウル)旅のお話 -3 [トラベル]
ババンパの発祥の地と言われる全州は、行政上では全羅北道に属します。
朝鮮王朝時代に、百済の町として作られた後に新羅、さらに後百済の都として
発展した歴史がある全羅北道の中核都市です。
市街地からもう少し南側に歩くと、約700軒の伝統家屋(韓屋)が保存されて
いるエリアがあり、全州韓屋村(ハノクマウル)として整備されています。
電線は地下に埋設され道路は石畳に置き換えられていて、昼も夜も風情のある
街で、気温対策に工夫されている韓屋は人気が高いため、この周辺の宿泊施設
はハノックと呼ばれる韓屋がほとんどで、個人オーナーの民宿、ゲストハウス
として運営されています。
今回、宿泊した「ハピネス フル ゲストハウス」は、オーナーの方が日本語が
話せるということ(ほとんどの施設は日本語は通じません)で、選びましたが
言葉が通じるだけでなく、とても優しい人でゆっくりと休めました。
宿泊サイトのagodaの口コミを読むと外国人(欧米人)は床に直接寝るという
習慣が無いので、床に布団を敷いて寝る、さらに布団が薄くて体が痛くなると
いうコメントがありますが、床に寝ることに抵抗はないので、布団は薄めでは
あったもののそんなに驚きはありませんでした。
全州は夕方以降、五月でも一桁の気温になったりしますがオンドル(床暖房)
になっているので布団は薄くても快適に寝ることが出来ました。
部屋のテレビは小さめでしたが、ケーブルテレビだったのでチャンネルは多く
「名探偵コナン」は韓国語吹替バージョンと日本語の台詞に韓国語の字幕入り
バージョンが放映されていたりして、「名探偵コナン」の人気ぶりがよく理解
出来ました。(他にも日本語の番組がいくつかありました)
トイレは、前回にも書いたようにウォシュレット(暖房洗浄便座付)でしたが
シャワーが真横にあるので、どうしてもトイレにお湯がかかってしまいます。
いろいろと工夫はしてみましたが、なんともならないので諦めました。
床面が濡れても翌朝には乾燥していたので、そんなに気を遣わなくてもいいと
いうことがわかったので、もしも泊まられる場合は、必要以上に気にしなくて
良いです。(バスタブが無いので、冬は寒いかも知れません)
前夜に到着したのが、21:30頃でその後で街中を歩いたり、コンビニまで夕食
(キンパとカップ麺と冷凍フライドチキン)を買いに行ったりしていたために
翌朝はちょっと眠かったのですが、全州と言えばビビンパの本場、その元祖の
店とされているハ・スクヨン カマソッビビンバ(旧中央会館)には行かないと
全州まで来た意味がありません。
韓屋村を抜けてお店についたのは10:45頃でした。
コネスト(韓国の旅行サイト)では、10:30にオープンと書いてありましたが
実際には11:00オープンだったので、近くにある全州客舎を観に行きました。
屋根の支柱には独特の装飾模様が施されています。
500年以上前の木造建築で、屋根を反らせる技術が凄いと思います。
全州客舎は高麗時代の1471年に建てられた建物で、外国からの使者をもてなす
ために建てられた500年以上の歴史がある建物で宝物(日本で国宝に相当)に
指定されています。(柵で囲うことなく中に入れるのが凄いです)
歴史の重みを感じる、ひび割れた柱
全州客舎の周囲を一回りしてから再度、ビビンパのお店に行きました。
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