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ジュラシック・プレデター【2018年・イギリス映画】U-NEXT 見放題 [シネマクラブ]

「ジュラシックパーク」「ジュラシックワールド」が1本あたり100億円以上の
製作費とハリウッドの最高レベルのスタッフと俳優陣によって製作されている
という事実を理解しているので、その他の「ジュラシックなんとか」を名乗る
映画に映像的な期待は全くしていませんから、中国製の恐竜が大暴れする映画
も何本か観て、感じたことは意外に中国のCGは出来が良いということです。


中国製恐竜映画「ジュラシックアース」

ストーリーが荒唐無稽というか、都合の良すぎる展開やこじつけによって前後
の辻褄の合わない話を無理やり繋げてしまう例が散見されるのですが、恐竜は
全身を見せますし、人間を襲う場面はあまり違和感を感じません。


という前振りをしてから書きますが、初めて観たイギリスの映像会社が作った
「ジュラシック・プレデター」という映画は、子供の頃から50年以上の映画を
観てきた経験から、個人の映画鑑賞史上の中で最低の駄作でした。



主役の俳優に華がないというか、知性もリーダーシップもなければ、驚異的な
肉体能力があるわけでもなく、特殊な兵器を扱うプロの技が全くない。

そして作品中で特殊作戦を決行するために兵士として従軍していた時の仲間達
を集めるわけですが、その仲間がいかさまの賭けファイターとかしょぼい強盗
とか、ポンコツばかりで恐竜掃討作戦を舐めてんのか?という状況です。


駄作だからなのか、YouTubeにフルムービーが複数上げられています。

映画のスタートで、カフェの店舗が強盗の襲撃に遭い、店員が機転を利かせて
元軍人であるホーキンスに助けを求めたところ、ホーキンスは裏口から侵入し
強盗仲間を助けようと孤軍奮闘するのですが、この場面と酷似した映画を観た
ことを思い出しました、クリント・イーストウッドのダーティハリー4です。
まんま、同じようなシチュエーションですが貫禄が大違いでした。



映画のファーストシーンって、どんな監督も映画全編の中でかなり重要な部分
だと思うんですよね、ファーストシーンでなんじゃこりゃ?と思ったら続きを
見る意欲と言うか、ワクワクもなにもなくなりますからね。

あまりの酷さにストーリーの一部を書こうとも思いませんが、特に酷い部分は
恐竜(T-REXの設定らしいですが)が歩く姿が皆無。

首から上だけで、いつも粘液のようなよだれを垂らしていますが、頭と比べて
首から下が異様に細くて、多分、胴体は作っていないと思います。

そして、恐竜に襲われた死体が何故か全員、内臓が飛び出した状態でゴロンと
横たわっているというワンパターン、腹部を食い破ってそのまま放置する肉食
恐竜って、殺すことを楽しむサイコパスか?と思うぐらいで、恐竜映画として
紹介するべき映画ではないと断言します。

面白い映画だと文句も付けないので書くことが少ないのですが、面白くないと
書くことが多すぎて長文になってしまいます。
とにかく何かの間違いで観る機会があったら見てみて下さい。つまらん映画で
時間を無駄遣いするので、本当に暇な時だけにして下さいね。


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