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国立科学博物館の蒸気機関車・D51 [飛行機・鉄道・自動車]

上野の国立科学博物館の外には、往年の蒸気機関車D51が展示されています。

D51-231.JPG

子供の頃にお父さんが国鉄に勤めている友達に聞いた話では、主に貨物列車を
運行するのがD51で、客車を運行するのがC62であると聞きましたが、大人に
なって蒸気機関車が観光用以外では引退した後になってから、機関車の形式は
用途ではなく、動輪の数で区分され、動輪が4ならば「D」で、動輪の数が3
であれば「C」だということを知りました。
※動輪というのは動力を伝達する車軸が付いた車輪のことです。

静岡県の大井川鉄道は、蒸気機関車が走る民間の鉄道として知られていますが
ここで走っているのは動輪の数が2つのB10という小型の蒸気機関車です。


靖国神社内の遊就館に展示してあるC56と、小倉にある九州鉄道記念館に展示
してある9600型(59634)とC59の写真も貼っておきます。

C5631.jpg

59634.JPG

C591.JPG

今の子ども達にとっては、蒸気機関車と言えば「きかんしゃトーマス」がごく
普通の機関車という認識だと思いますが、自分自身の子供の頃を考えると隔世
の感がありますね。リアルタイムで蒸気機関車に乗って、間近で見て、機関車
を題材にした物語と言えば、小学校の視聴覚室で見た「きかんしゃやえもん」
のアニメが、蒸気機関車の記憶になっている昭和世代の一人としては、現代を
生きる子ども達に、実物を残すのは大切なことだと思います。




子供の頃に見た「きかんしゃやえもん」は具志堅さんが、やえもんの声でした。

新幹線が進化して、リニアモーターカー(個人的には不要だと思いますが)の
実現に向けて工事を進めているわけですが、温故知新という言葉もあるように
過去の技術の積み重ねは、未来に生かせることもあるでしょう。

下呂・高山方面に母親の実家があったので、幼稚園、小学校の頃には年に数回
高山線で里帰りしていましたから、蒸気機関車にも何度かは乗っていた記憶は
ありますが、窓を開けて走っていてトンネルの中に入ると黒い煙が入ってきた
ことと、窓の開閉時にギシギシと軋む窓枠を触って、手の平が真っ黒になって
怒られた記憶が割と鮮明に残っているのが不思議です。何十年も前なのに。

遠くの方から汽笛が聞こえてくると、川の向こう側の木立の中を走り抜ける姿
が表われて、あの様子が残しておければ絵になっただろうな。

正直なところ、個人的には乗り心地重視派ですので蒸気機関車の魅力について
語りなさいと言われても、全く語ることはないわけですが、古い機械は全否定
というのではなく、それぞれの用途に合わせて共存することで選択肢が増える
ことを伝えていくのに蒸気機関車は存在感があると思います。


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