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ソウル 2022年・秋 -3 [トラベル]

一日目はほとんど移動で終わってしまったので、二日目からが久し振りになる
ソウルの街歩きということになりますが、まずは朝食ということで、ホテルの
すぐ近くにあるキンパのお店に向かいました。
「忠武キンパ」というお店で、ソウルに行くと毎回行っているところです。

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キンパというと魚肉ソーセージ、野菜、沢庵などが巻かれた細めの巻き寿司を
イメージする場合がほとんどだと思いますが、私のお気に入りのキンパは具の
ない海苔巻き(ご飯を海苔で巻いたもの)とイカキムチ、大根キムチとスープ
がセットで出てくる忠武キンパで、一人前10,000Wです。


三年前は8,000Wだったので、25%の値上げですが、世界的に食料品の値上げ
が当たり前になっているので仕方ないですね、日本よりも賃金上昇率の高い国
になっていますから、日本の食事代よりも高くなっているのは致し方なしだと
思いますし、お店が新しくきれいになっていました。
コロナ禍で一旦店を潰して改装したので、その分も含めての値上げかな。

軽食としては高いという見方もあるようですが、イカの不漁による値上がりは
日本でも相当なもので鮮度の良いスルメイカだと一杯800円ぐらいの時もあり
海苔巻きの付け合わせに出てくるイカキムチの原材料費が高いと思います。

年末が近づいてきてスルメの需要も増えていますが、なんと大きいスルメだと
1枚2,000円なんてのもありますから、イカの好きな国民である韓国や日本では
食費へのインパクトはかなり大きいと言えるでしょうね。

それはともかく、イカも大根も舌先が痺れるほど唐辛子が効いていて、とても
辛いんですが、この辛さが個人的には大好きで、毎朝でも良いぐらいです。

以前は、黙っていてもイカも大根も追加してくれましたが、今回は追加はなし
でしたから、追加が自由だった時が懐かしいなと思ったりしました。

忠武キンパを食べて、一つ目の目的をクリアしたので次は奥さんからの要望の
北村韓屋村(プクチョンハノクマウル)へと向かうことにしました。

明洞から忠武路まで歩いて、忠武路から安国まで地下鉄で移動し、緩い坂道を
登っていくと韓国の伝統的家屋が密集するエリアに着きます。
実際に人が住んでいる住宅がほとんどなので、家の中を覗き込んだりするのは
ご法度ですが、普通に歩いている限りは注意されたりすることはありません。

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坂道の続く街並みの中をのんびりと歩きました。
韓国の映画やドラマの撮影でもよく使われるようですが、私がよく観る映画や
ドラマは刑事が犯人を追い詰めるタイプの作品が多いので、この街並みが舞台
になっている作品は観たことがありません。

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しばらく歩くと広い通りに出て、最初にあったのが重慶森林という肉料理屋の
お店で、豚さんのイラストが描かれているのでテジカルビかな。

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上り坂を歩いていると怪しげなビジュアルの造形物を発見しました。
鯛焼きの口の中にソフトクリームを詰め込んで、おでんの串が刺してある?
お値段は4,000Wと少々お高いデザートになりますが、これに目を止めたのも
何かの縁ということで、注文して待つこと10分程で実物が出来上がりました。

鯛焼きの型の中にソフトクリームが入り、串に刺さっていたのはチョコレート
でコーティングされたブドウ(当然、おでんではない)でした。

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鯛焼きの尻尾の部分にはカスタードクリームが入っていて、いろいろな部分で
いろいろな味わいを楽しめるスイーツで美味しかったです。

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さらに坂を上って頂上まで辿り着くと、目前に「中央高校」と書いてある学校
があり、佇まいから直感的に成績の優秀な生徒が通う高校だなと感じました。
建物や校門に歴史がありそうな感じで、如何にも進学校の雰囲気でしたが残念
なことに写真を撮るのを忘れたので、学校の様子は出せません。

後から知ったのですが、日本に韓流ブームを起こした「冬のソナタ」の撮影が
行われた場所で、ドラマが放映されていた頃は来場者が多かったそうです。
緩い坂道を降りて、再び地下鉄に乗って向かったのは蚕室。

20年以上前にテーマパークのロッテワールドに行って以来の蚕室です。


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青い森のヨッチン

イカの不良は日本だけでなかったのですね
韓国の分も北の漁師が獲っちゃたのかなぁ~
by 青い森のヨッチン (2022-12-04 20:43) 

suzuran

青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。

イカの中でも特に日本人と韓国人が好むスルメイカは地球温暖化の影響で
海水温が上がっているために主要な産卵場所である東シナ海での生育数が
減っているのが原因の一つとされていますね。

ただでさえ少ないスルメイカを東シナ海を経済水域にしている北朝鮮と
中国が乱獲しているからという話もありますが、実際の漁獲量が正確に
わからないので、あくまでも疑念として挙がっている話です。

後、捕鯨が事実上禁止になっているので、イカを好んで食べるイルカ類
マッコウクジラなどの個体数が増えているのも関係しているかもです。

スルメイカが減っている代わりに函館近海ではブリが増えているみたい
なんですが、ブリでは当然、名物の「いかめし」は作れませんからね。
函館の漁師さんや水産関係者はブリの活用方法の研究にも力を入れない
といけないので大変みたいですね。

by suzuran (2022-12-05 00:25) 

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