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山本コウタローさんが死去 [訃報・追悼]

元ソルティー・シュガーのメンバーで「走れコウタロー」のコウタローの名前
の由来ともなっていた山本コウタローさんが脳出血で亡くなりました。
73歳、長寿の時代の現在では、まだまだ高齢とは言えない年齢でした。



今の若い世代(若い世代とは言っても30代位)の人なら「走れコウタロー」は
知らなくても「みどりのマキバオー」の主題歌「走れマキバオー」として歌詞
を差し替えて歌われているので、歌は知っているのではないでしょうか。
最近では「走れウマ娘」もあるので、さらに知られているはずですよね。




私が小学1年生の頃に、ザ・フォーク・クルセダーズ(北山修さんと故・加藤
和彦さんが主要メンバーだった)の「帰って来たヨッパライ」が大ヒットして
コミックソングが大好きになった小学生が次に食いついたのが、ソルティー・
シュガーの「走れコウタロー」ということになります。

当時、公営ギャンブルの廃止とか、そんなご時世だったのかまでは記憶にない
わけですが、小学3年生が競馬に詳しいわけもなく、日本ダービーに勝つこと
が競馬界で最高の栄誉であるという意識も知識もありませんでしたが、かなり
の頻度で聴いていたのは間違いないです。

親戚が喫茶店を経営していて、今は全く見かけなくなったジュークボックスが
あったので、お客さんがかけるレコードをずっと聴いている環境だったことが
小学校の低学年の頃から新しい歌、当時のトレンドの曲を聴き続けられた理由
だと思いますが、途中で挿入されている競馬中継の部分の台詞だけは、覚えて
歌うことは出来ませんでしたが、他は全部歌えました。

と言いながらも、山本コウタローさんの作品で好きだったのは「岬めぐり」と
いう歌でした。フォークソングの絶頂期でした。



私が中学生の頃に、「少年キング」に連載されていた漫画「サイクル野郎」が
ヒット作品になって、ユースホステルを利用して旅行するというのが流行って
中学生でも泊まれる2,000円前後の宿泊費だったので、私も近場でしたが旅行
に出かけていたわけです。

ユースホステルでは夕食後、ミーティングというのがあって同宿者がひとつの
部屋に集まって、小さなゲームをしたり、一緒に歌を歌ったりすることがあり
そういう時に必ず歌われていたのが「岬めぐり」でした。

今は若い世代でもホテルに泊まり、シングルルームで自分だけの時間を最優先
にするのが普通になりましたが、私が中学生の頃は安宿といえば、ドミトリー
形式のユースホステルで、ミーティングに参加することを拒否する人も中には
いましたが、女性グループも割と多かったので、年上の女性と触れ合える場は
貴重だったので、素朴な中学生は喜んで参加していたものでした。

というような思い出を作ってくれた「岬めぐり」を歌っていた山本コウタロー
さんが亡くなってしまったというのは、とても寂しいことです。
奥さんは映画評論家だったという記憶がありますが、事実婚ということで入籍
まではしていなかったようですね。名字が違うのが中学生の頃に不思議だった
という記憶も蘇りました。

寂しい話ですが、寂しいと言っていても、山本コウタローさんが生き返るわけ
ではありませんから、現実を受け入れるしかないですね。
山本コウタローさんのご冥福をお祈りします。


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newton

「走れコータロー」も良いですが、「岬めぐり」は仲間で歌った記憶があります。それにしても、亡くなるのは早すぎですね。
by newton (2022-07-16 16:21) 

suzuran

newtonさん:
コメントありがとうございます。

入院して療養されていたそうですね。
療養中に脳出血を発症して亡くなるというのは、私の叔父の場合は肝硬変
で入院していた時に同じような感じで亡くなっています。

ただ、山本コウタローさんが肝硬変という話は聞いていないので元々の
入院の理由は知りませんが、どちらにしても73歳という年齢は寿命だと
言うには若すぎる気がします。

原発再稼働とか、将来に禍根を残しそうなことを何も深く考えずに放言
する岸田文雄というバカがいますので、このバカにはっきりと物を言う
ことが出来る人が世の中からいなくなってしまったのはとても残念です。
by suzuran (2022-07-17 20:43) 

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