好調な武豊騎手・ダートダービー制覇 [競馬]
日本ダービー【東京優駿】での優勝は、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ
タニノギムレット、ディープインパクト、キズナに続いて6勝目で、もちろん
この記録を破るどころか、並べそうなジョッキーは僅かしかいません。
そんな大記録を持つ武豊騎手が、大井競馬場で開催された、ダートコースでの
ダービー=ジャパンダートダービーをノットゥルノに騎乗して優勝しました。
ジャパンダートダービーの優勝は、ゴールドアリュール、ビッグウルフと二年
連続で優勝した後、カネヒキリで優勝し、17年振りの4勝目です。
こちらも4勝に手が届きそうなジョッキーは、内田博幸騎手、戸崎圭太騎手が
それぞれに2勝ですが、当然、年に一度しかチャンスはありませんから、この
記録を抜くのは、なかなか難しいかと思います。
さらに、芝の日本ダービーとダートのジャパンダートダービーを同じ年に制覇
しているのは、タニノギムレットとゴールドアリュールで優勝している2002年
と、ディープインパクトとカネヒキリ(どちらもオーナーが金子真人HDだと
いうのも凄い話ですが…)で、優勝した2005年の武豊騎手のみということで
リアルタイムで伝説を見られるということは、そんなにはないことですからね
競馬の世界については、とんでもない歴史を今見ていることになります。
そして、このジャパンダートダービーに優勝したことで、武豊騎手は地方競馬
NAR(地方競馬全国協会)主催の重賞でJRA所属騎手として、初めて200勝を
達成しました。JRAは日本中央競馬会なので、中央・地方の交流競走以外には
JRA所属騎手は基本的に出走はしませんが、交流競走で遠征した競馬場で騎乗
の依頼があった時には出走する場合があります。
なので、高知競馬場でハルウララに騎乗したことはあります。
ということで、次々に伝説(まだ現役なので正しくは伝説ではありませんが)
を作り続ける武豊騎手なんですが、今日は函館競馬場で開催された、2歳馬の
最初の重賞である函館2歳ステークスにクリダームで出走しました。
このレースで勝つと、JRA重賞350勝という記録がまた増えるというプレミア
があり、今年ダービーを勝っているドウデュースとノットゥルノの父はどちら
もハーツクライで、クリダームの父もハーツクライなので馬券を買う人からも
かなりの期待を集めての3番人気ということで、レースはスタートから気持ち
よく逃げましたが、4番人気のブトンドールが追い込んできて2着でした。
残念でしたが、明日以降も競馬は続きますから毎回350勝達成の見込みは?と
聞かれるのも鬱陶しいでしょうが、いづれ達成されることでしょう。
ハーツクライは、2020年に種牡馬を引退しているので、来年にデビューする
現時点1歳の35頭のみが最後の世代になりますが、父のサンデーサイレンスが
晩年に、ハーツクライやディープインパクトなどの優秀な遺伝子を残したので
現役世代とデビュー待ち世代のハーツクライの産駒は最強なのでは?と現時点
のレースを見ていると感じます。
「好事魔多し」という言葉あるので、武豊騎手の落馬事故だけが心配です。
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