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日本航空の国内線運賃改定 [トラベル]

コロナ禍でかなりの損害を被っている航空各社ですが、コロナウイルスと共存
するという前提で事業計画を再構築し、遊覧飛行やチャーターなど、利用機会
を増やす方策だけではなく、日本航空は運賃の改定にも乗り出しました。

JAL_A350-900.jpg

約一年間の移行期間を経て、2023年4月12日から運賃がリニューアルされると
いうことで、現在「普通運賃」の他「JALビジネスきっぷ」「特便」「先得」
「株主割引」「介護帰省割引」「おともdeマイル割引」など、9種類ある運賃
の種類が「フレックス」「セイバー」「スペシャルセイバー」の3種類に統合
されて、分かりやすくなるみたいです。


とは言うものの、現在の運賃体系を理解している人は仕事で飛行機に乗る人と
飛行機に乗ることが趣味な人、そして飛行機で旅行することが好きな人ぐらい
だと思うので、普通に飛行機が移動手段の一つでしかない人にとっては実質的
にはあまり違いはないかも知れません。

簡単な理解としては今までの当日まで空席がある限り購入できる「普通運賃」
は「フレックス」になり、搭乗日の前日まで、残席の割合に応じて運賃が変動
する「特便割引」は「セイバー」、そして搭乗日の28日前までに一番安く購入
出来る「先得」が「スペシャルセイバー」という名称になります。

JAL_A350_inside.jpg

以前、日本航空の国際線航空運賃の割引運賃が「JAL悟空」から変わった時と
同じような感じなので、特に戸惑いなどはありませんが、払戻手数料の呼び方
が取消手数料に変わっただけとか、そういう感じの部分もあるので、実際には
そんなに大きな違いはないのかなと思います。

「特便」や「先得」は予約変更不可で、一度取り消してから再度予約を入れる
という形だったので、この部分も「セイバー」「スペシャルセイバー」に名前
が変わっても全く変更はないですね。

現在、1,000円の追加料金で利用できるクラスJは、距離制になるみたいなので
一律1,000円ではなく、沖縄や石垣などの1,000キロを超える国内長距離路線
では、差額がもっと大きくなりそうですね。

ファーストクラスも同じく距離スライド制になるので、8,000円からさらなる
増額ということになりますが、元々、ファーストクラスを利用したことは無い
一般庶民なので関係ないと言い切ってしまいます。

今まで利用したことがないと言えば「往復割引」も利用したことが無いです。
それは何故かと言いますと「特便」「先得」に往復割引はないからです。
新運賃では「フレックス」から「スペシャルセイバー」までの、全ての運賃で
往復割引が適用可能になりますが、予約変更が不可です。

JAL_B787_spot.jpg

現在は「普通運賃」のみ適用の往復割引は予約変更が可能なので、正規運賃を
満額支払う人にとっては、利便性が悪くなりますね。同じような考え方で現在
オープンチケット(1年間有効で予約変更可能)がありますが、新運賃に変更
された後は、オープンチケットは廃止になります。

その他の割引運賃についても「障がい者割引」「介護帰省割引」などは今まで
運賃体系の中で枠がありましたが、新運賃では各運賃から一定の割引率で割引
になるという形になるので、運賃表からは名前が消えますが制度としては継続
されます。小児割引=25%、障がい者割引=20%、介護帰省割引=10%

「株主割引」「スカイメイト」「当日シニア割引」「離島割引」などは、特に
価格の変動がなく、一定の利用者がいるということでそのまま残ります。

この変更に伴い、国内線の特典航空券のルールも変わりますが、ここまで充分
に長文になってきたので、国内線特典航空券についてはまた次の機会に簡単に
まとめてお話しするようにします。


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