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B-777Xのデモフライト [飛行機・鉄道・自動車]

ボーイング社がB-737-MAXに続いて開発中のB-777Xのデモフライトがドバイ
で開催されている航空ショー(新型機のデモフライトを行い、販売契約の商談
をするイベント)で披露されました。


これは去年、ポートランドで撮影された映像です。

現在、ボーイング社のメイン機種は、二回の航空事故によって運航停止勧告が
出ていたもののようやく運航システムの改修を終えて世界の航空会社に対して
引き渡しと運航再開の許可が出たB-737-MAXと、客室内の調光がブラインド
から液晶になり、温水洗浄トイレなどの客室内設備も大きく進化したB-787の
二機種ということになります。


短通路型機ではA-320NEO、A321NEOと競合し、複通路型機ではA350と競合
しているボーイング社にとって、乗客数、航続距離と同様に、またはそれ以上
重要なアピールポイントとして地球環境に対する負荷の削減と、コスト削減を
両立させるべく燃料効率を向上させ安全性を高めた次世代航空機として開発を
進めているのがB-777Xという航空機です。

従来機から比較して、乗客の居住性を高めたB787のキャビン(気温と気圧の
調節、調光)をベースにした機内と、翼の先端部分を折り曲げることによって
駐機時には両翼の幅を縮小し、飛行時には翼を長く展開して燃料効率を最大化
させるウイングチップの採用により、従来のB777からは大きく進化した機体
になって現在、形式証明を取得してライン投入する最終段階に来ています。

ベース機体のB777-8は標準座席384席、航続距離16,170kmの超長距離飛行が
可能になり、超胴型のB777-9では標準座席426席、航続距離13,500kmになり
全長76.72mの世界最長の旅客機になりました。

そんな大型機が戦闘機のようなデモフライトを披露したのが以下の動画です。



実際に乗客を乗せて同じことをしたら、機内は阿鼻叫喚の状態になりますから
絶体にあり得ませんが、これだけの性能がある旅客機ならば万が一トラブルが
発生しても墜落することなく、帰還できる可能性は高まっているでしょうね。


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