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2021年 天皇賞・秋 [競馬]

第164回天皇賞・秋が開催され、3歳馬のエフフォーリアが勝ちました。
エフフォーリアは今年の皐月賞で優勝、次の日本ダービーは2着でした。
今までのパターンだとクラシック路線を皆勤して、次のジャパンカップで古馬
(4歳以上の馬)と対決ということで菊花賞に行くところですが、あえて違う
路線に進んで3番人気を背負って1着になりました。



3歳馬の優勝は、2002年のシンボリクリスエス以来の19年振りということには
なりますが、エフフォーリアの父馬、エピファネイアの父は19年前に天皇賞に
出走したシンボリクリスエスです。


競馬ではこういう血統の話がよく出てくるわけですが、競馬場の芝の適性とか
距離の適性とか、そういうのはやっぱり遺伝するものなんじゃないのかな、と
思いますし、生産者や調教師の方々もそういう部分を、遺伝という生物学的な
検証ができる要因と馬の性格とか親子の絆みたいな情緒的な要因も重ね合わせ
にして出走レースを決めているんじゃないのかな、と勝手に思っています。

人間の場合でも血筋という表現があるように、特にスポーツの世界では名選手
と言われる人の子供が名選手である例は多いように思います。

競馬の世界でも福永洋一の子息が福永祐一、武邦彦の子息が武豊、そして今回
優勝したエフフォーリアの騎乗をした横山武史の場合だと、父親の横山典弘と
さらにその父(祖父ですね)の横山富雄まで、三代続いて天皇賞・秋で勝利を
掴んでいるので、そこまでいくと名門横山家みたいな話になります。

逆に優秀と言われた政治家の子供に優秀な政治家が出るなんてことは、滅多に
あるわけではないのが一般市民としては残念なところですが、スポーツ選手は
親が優秀でも本人が努力をして結果を出さなけれはいけないのに対して、政治
の世襲というのはバカでもクズでも親の票を受け継げば当選してしまうという
部分があるので、質が悪いですよね。誰とは言いませんけどね。

という話はさておき、騎手の横山武史は先週の菊花賞でも優勝しています。
タイトルホルダーはデビューからは戸崎圭太騎手が騎乗し、その後クラシック
では田辺裕信騎手が騎乗していましたが、前走のセントライト記念から騎乗に
なったということで、勝てる馬が回ってくるのも一つの運だと思うので、今年
のGⅠレースは横山武史騎手が強い運を持っているんじゃないのかな。

天皇賞・秋では他に大きな話題があって、武豊騎手が初めて天皇賞に騎乗した
のが第100回だったんですが、今回が164回(天皇賞は春と秋があるので年に
2回開催されています)で、武豊騎手は32年連続で天皇賞(同一GⅠ)に騎乗
するという記録が続くと誰もが思っていましたが、阪神競馬場の新馬デビュー
とアドマイヤビルゴのレースに出走したため天皇賞に出ませんでした。

天皇賞・春で出走していれば、33年連続からさらにその先があったかもですが
今年は落馬による骨折の影響で天皇賞・春も欠場していますからね、結果的に
連続記録は32年で終わってしまいましたが、主戦として騎乗している馬が出走
していないということもありましたから、期待を集めている新馬が阪神競馬場
でデビューする方に心が傾いたということもあったかも知れません。



結果的には、期待されていた2歳新馬のホープインザダークは1番人気で11着
カシオペアステークスのアドマイヤビルゴは1番人気で3着という結果に終わり
今週の日曜日は武豊騎手は勝ち無しという結果でした。

来週は、みやこステークスでクリンチャーに騎乗予定。
ダート特性を一番先に見抜いたのが武豊ジョッキーということで、適性のある
レースへの出走になったようです。今度は勝てると良いですね。


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