SSブログ

2021年・凱旋門賞の結果 [競馬]

世界の競馬関係者の誰もが優勝を目指す夢舞台とされる、フランスの凱旋門賞
【パリ・ロンシャン競馬場】が開催され、ドイツ調教馬のトルカータータッソ
が14頭の出走馬の中で13番人気という低評価を覆し、負担重量59.5kgの斤量
を背負うハンデを乗り越えて優勝しました。



今回は不人気でしたが、ドイツではベルリン大賞、バーデン大賞の二つのGⅠ
で勝っている実績のある馬で、三代前まで血統を遡るとサドラーズウェルズと
ラストタイクーンの名前が出てくるヨーロッパ系の血統ですね。

今回の勝利で1着賞金285万7,000ユーロ(円換算で約3億7,100万円)を稼ぎ
体調も悪くないのでジャパンカップに参戦の意思があるようです。


日本からは現役最強牝馬のクロノジェネシスと、キズナの仔のディープボンド
が参戦し、ディープボンドは前哨戦のフォア賞は強く追われることも無いまま
余裕の逃げ切り勝ちで期待されていましたが、最下位におわりました。





前を走るベイビーライダーから30馬身離されての圧倒的な最下位ということで
道中での骨折などの故障や競走馬が急死する時の原因となっている心房細動が
心配されましたが、肉体的な問題は見つからず、日本では経験のない深い芝の
道悪馬場というレース環境で、走行時にグリップが効かず、直線に入った時点
で疲れ果ててしまい走る気力も尽き果てたという感じだったみたいです。

最強牝馬の称号を持つクロノジェネシスは道中では、2番手まで上がる強さを
見せましたが、こちらも同じく日本とはレベルの違う重馬場で思うように力を
出せないままに7着でゴールしました。

他に注目されていた、ディープインパクトの仔であるスノーフォールの着順は
クロノジェネシスの一つ前の6着で、今年の3歳3強とまで言われていましたが
前走のヴェルメイユ賞での敗戦(そうは言っても2着でしたが)の流れを少し
引きずってしまったのか、ロンシャンとの相性が悪いのか精彩に欠けました。

強い馬は頭も良いので、前回の躓きを挽回するとも言われる反面、頭の良さが
逆に作用して苦手意識を持つと、負けたコースに対して悪印象を持ってしまい
なかなか勝てなくなってしまうこともあるらしいので、次走は地元の英国内の
レースから再始動ということになるかも知れませんね。

そして日本を代表(というわけではありませんが、立場的にはそうなります)
するジョッキーの武豊騎手が騎乗したブルームですが、こちらも見せ場はなく
淡々と11着になったという感じです。

これからジャパンカップやドバイワールドカップなどの世界代表とのレースが
控えていますので、スノーフォールにもクロノジェネシス、ディープボンドも
再挑戦の機会はありますからね、まずは体調を整えて次のレースで勝つことを
目指してもらいたいなと思います。


nice!(26)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

nice! 26

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved