愛人?恋人?変人? [R18のお話]
いう表現が一般的に使われていたような気がしますが、現在は愛人という言葉
自体があまり日常では使われなくなったように思います。
それこそ一昔前には「ホテル」だとか「愛人」「さざんかの宿」なんて感じで
愛人をテーマにした歌がたくさんありましたが、最近は全くそういう表現自体
を聞かないので、時代の移り変わりとともに死語になったのかも知れません。
かなり前に某芸人が愛人発覚と週刊誌に書かれた時、既婚者じゃないんだから
愛人ではなく、恋人と書いてくれと言っていましたから、既婚者の恋愛の相手
は愛人、独身者の場合は恋人という表現が標準だというイメージがあったのだ
と思いますが、政治家がお金(主に国民の税金を流用しているようですが)で
性的欲求を満たすための相手にする女性は、愛人と呼ばれることもありますが
こういう場合、恋愛とか愛情はないような気がするので、あえて愛人と表現を
することで売春防止法に違反しないようにという小賢しい考えを感じます。
要するに金銭関係を伴なう場合を愛人と表現して女性よりもお金を払う男の側
に対して蔑みの視線があるように思うので、既婚者であっても純粋に恋愛関係
にある人からすれば反発を感じるイメージのある言葉なので、一般的に愛人と
いう表現はみかけなくなったのかも知れません。
そういえば、30年ぐらい前には「愛人バンク」という新商売が、随分と大きく
取り上げられて、そこの代表者の女性(実は裏に黒幕がいた)がテレビ局から
インタビューなんかを受けていたりして、なんじゃこりゃ?と不思議な感覚で
放送内容を見ていた覚えがありますから、やはり愛人という表現には既婚者の
婚外恋愛という印象はありません。
当時は癒しなんて言葉は使っていませんでしたが、要するに若い女性を対象に
月極め契約によって性的関係を持てる上に、お手当は定額制で家庭以外に癒し
の場を提供して何が悪い、みたいな話になっていて大企業の部長とか上級職の
人だけでなく、課長クラスの人までが契約していたと批判されていました。
自分で愛人を探す手間が省け、契約が終われば全くの白紙状態に戻せることで
手切れ金などの問題もないということを商売上の特典として話をしていたので
かなり違和感はありましたし、警察からクレームが入って潰されるのも時間の
問題だなと思っていたら案の定、代表以下、従業員も愛人として契約していた
女性も売春防止法違反で検挙されました。
元々、月間契約の契約愛人なんて、どう考えても売春斡旋に引っかかることは
明白であり、いつかは捕まるって決まっているじゃないですか。
それを予測できなかった代表なんて、あまりにも素人過ぎだと思ったら、この
代表(女性)を愛人にしていた本当の経営者がいたというような話もなにかの
雑誌で読んだような気がしますが…記憶が曖昧です。
この「夕ぐれ族」の顛末はバスボン(シャンプー)のCMでアイドルになった
松本ちえ子(昨年、死去)さんが主演してにっかつの映画にもなっていますし
復刻版のDVDも販売されています。
というような話はともかくとして。
なんだかんだで、愛人という言葉自体にネガティブなイメージが強くなったと
いうことで、現在は単純に性的関係をメインにした既婚者の交際相手の場合は
セックスフレンド(セフレ)と呼んで、もっと精神的な関係に踏み込んだ関係
の場合は既婚者であっても恋人という表現が一般的になったかもしれません。
セックスレスの夫婦が、お互いに恋愛感情も感じないままに空疎な日々を送る
ぐらいならば、戸籍上の恋愛である結婚の枠を超えて、心と体だけはそれぞれ
に別の恋愛を楽しんでもいいと私は思います。
そういう関係だとしたら、生活のためだけの同居者よりも、余程、本来の意味
合いの恋愛が成立しているわけであり、恋人という表現で間違ってはいないと
いうように思います。
人それぞれの恋愛感は違いますから、絶対的な定義は難しいでしょうね。
こんな恋愛観を持っている私は、多分、変人だと思います。
変人さんに賛同‼
by katakiyo (2020-01-31 12:55)
katakiyoさん:
コメントありがとうございます。
ご賛同いただきありがとうございます(笑)
by suzuran (2020-02-01 23:46)