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じゃじゃ馬 メイケイエール・復活 [競馬]

今年の桜花賞までは、素質馬としてソダシに続いて人気が高かった三歳牝馬の
メイケイエールでしたが、桜花賞での暴れっぷりによりハミ受け不良になって
競走馬としての免許停止に相当する調教不十分になっていました。



競馬のことはよく分からない人もいるかと思いますが、馬が口の奥の方に金属
の棒を咥えている様子を見たことはないでしょうか、あの金属棒のことをハミ
と言い、このハミに手綱を繋いで引っ張たり、緩めたりすることで騎手が馬に
意志を伝えることが出来るようになっています。


馬の口に合わせて(馬は奥歯は無いので、歯の切れ目から奥の空洞部分にハミ
を当てますが、太さや材質によって合う合わないがあるので、単なる金属製の
棒のように見えますが、奥の深い乗馬の装備の一つです)ハミを調達して競馬
に臨むわけですが、馬によってはハミを咥えるのを嫌がって騎手との意思疎通
に問題が生ずる場合があり、そのような状況をハミ受け不良と言います。



チューリップ賞までは、牝馬のウケが良い(馬に聞いたわけではありませんが
武豊ジョッキーは牝馬での勝利が多いとされています)武豊ジョッキーがほぼ
毎回、騎乗していましたが春先の落馬で怪我をしていたため、桜花賞では武豊
ジョッキーと同世代の横山典弘騎手に乗り替わりましたが、レースの途中から
首を上げてじゃじゃ馬ぶりを発揮し、ペースを無視して暴走した挙句、疲れて
18頭中18着とさんざんな結果に終わり、さらに免許停止処分を受けました。

レースに出走できないし、疲れもストレスも溜まっているということで北海道
の生まれ故郷であるノーザンファームで休養をして、十分に英気を養ってから
調教を受けて、競走馬としての復活の場として、札幌競馬場での短距離重賞の
「キーンランドカップ」を目標に仕上げられてきました。

調教自体は順調に過ごしてきたみたいですが、競走馬として復帰するためには
「調教再審査」を受けなければならず、ベストパートナーの武豊騎手が札幌に
駆けつけて、ゲートの枠入りからトラックを走るまでの発走試験を受けた結果
平地調教再審査に合格して、8月29日のキーンランドカップへの参戦が確定し
初めての4歳以上の古馬との対戦になります。

事前の予想では1番人気になることが確実視されていますし、実績的にも実力
で考えれば1着が当たり前で、休養明けの調教では前に遅い馬がいたり、途中
で抜かれたりするとカリカリしていたのが、今はキレやすい性格が矯正されて
いるみたいなので、約4カ月ぶりの実戦復帰は1着が期待されています。

長い距離のレースだと、またキレるといけないので基本的に1200メートルの
レースに参戦することになるみたいですが、まずはキーンランドカップです。
経営の苦しい名古屋競馬場(馬主)のためにも勝てると良いですね。

と思いましたが、やっぱりじゃじゃ馬でしたね。
調教は真面目で、すごく頭の良い子みたいなんですが、まず先頭に立たないと
やる気にならないと言うか、先頭に立ったら今度は疲れて本気出さないとかね
まだまだ、仔馬の延長という感じなので、レースに使いながら体験学習をする
という感じで4歳になったら凄い馬になるかも知れません。

じゃじゃ馬でも7着なので素質馬なのは間違いないですね。
あれだけクセが強いと経験の浅いジョッキーでは振り落とされかねないので
当面は武豊騎手の手綱で競馬を学ぶ必要があるんじゃないかな。

再試験にはならなかったので、復活はしたと見ています。


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