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キミ・ライコネンが引退を発表 [モータースポーツ]

2019年から、アルファロメオチームでF1に参戦しているキミ・ライコネンが
去年の冬に決断していたということで、F1からの引退を発表しました。



今年41歳、現役のF1ドライバーとしてはもちろん最年長でキャリアは20年に
なりますから、角田裕毅が生まれて歩いてもいない頃からF1ドライバーとして
レースに参戦していますが、常に感情を抑えたクールな受け答えをすることで
知られ、マクラーレンに所属していた時、代表のロン・デニスからつけられた
「アイスマン」というニックネームが今でも続いています。


2007年のフェラーリ所属時に年間6勝で、総合チャンピオンになっていますが
勝利数では2005年の方が年間7勝で多くポイントも多かったのですが、同じく
7勝のフェルナンド・アロンソにポイントで負けて2位になりました。

2005年には鈴鹿サーキットで17番手スタートから、最終ラップで逆転優勝を
するという伝説化しているレースの主役にもなっていて、間違いなくF1の世界
のレジェンドと呼ばれるべき存在だと思います。



今年、アルファロメオで残り10戦に出場すると、351戦に出場という大記録が
達成されるわけですが、現時点で341戦の出場記録に続いているのは322戦の
ルーベンス・バリチェロ(すでに引退しています)なので、キミ・ライコネン
の記録を破る人が今後出てくる可能性はかなり低いのではないでしょうか。



現チャンピオンのルイス・ハミルトンは数年以内に引退するのは間違いないと
思いますし、若いと言われるマックス・フェルスタッペンも、これからの10年
の間に、新たなチャレンジに興味を持つことになるでしょうから、F1の世界に
残る確率はかなり低いような気がしませんか。

キミ・ライコネンが抜けた後、アルファロメオはアントニオ・ジョビナッツィ
との契約も更新しないと見られていて、来年の布陣はメルセデスから移籍する
と見られているバルテリ・ボッタスと、今年のフォーミュラEでチャンピオン
になったニック・デ・フリースの二人の元メルセデスドライバーが担うことに
なるとされ、エンジンもフェラーリからメルセデスになるという噂もあるので
来年のアルファロメオは大きく変わりそうな感じです。

その影響をまともに受けるのが、来年はハースからアルファロメオに移籍して
経歴をリセットするだろうと見られているミック・シューマッハでしょうね。
残念ながら来年もハースで走る可能性が高いようです。


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