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ディープインパクトが遺した仔 [競馬]

菊花賞を勝った時に実況アナウンサーが「これが日本近代競馬の結晶だ」と
叫んだ、ディープインパクトが惜しまれつつ亡くなってしまったのが2年前の
7月30日のことでしたが、そのディープインパクトが遺した仔が日本のレース
ではなく競馬の本場、英国のオークスで歴史に残る勝ち方をしました。



馬の名前はスノーフォール、母馬は英国の馬主が所有するBest In The World
で、日本のノーザンファームで預託され、ディープインパクトの仔を身籠って
生まれた後は世界でも有数の名調教師として知られるエイダン・オブライエン
によって調教を受けて2020年にデビューしました。


デビューした年は三度目の挑戦で初勝利、その後も4着、5着、9着、8着と期待
された割には勝てない時期が続きましたが、今年になってからの初戦になった
ミュージドラステークスで優勝し、オークスに出走して後続に16馬身の大差を
つけて、二着の馬が画面に出ないと言われる勝ち方で優勝しました。

英国のオークスで、16馬身差は242年のオークス史上最大の着差ということで
スポーツ関係や競馬メディアのみならず高級紙とされている「ガーディアン」
でも大きく取り上げられているようです。

勝ち方が凄かったということで、その勢いで、次走はアイリッシュオークスに
参戦予定ということで、日本近代競馬の結晶の血を引く競走馬が、世界最大級
の評価を受けるというのはノーザンファームの人たちだけでなく、日本の競馬
業界の人たちにとっても誇りだと思います。

ディープインパクトの仔は、ここ数年に限っても以下の馬がいます。
安田記念を勝ったダノンキングリー
日本ダービーを勝ったシャフリヤール
マイルチャンピオンシップ、ヴィクトリアマイルを勝ったグランアレグリア
2019年の菊花賞、2021年の天皇賞・春を勝ったワールドプレミア
大阪杯を勝ったレイパパレ
2019年のホープフルステークス、2020年の牡馬三冠馬のコントレイル
2018年の菊花賞、2019年、2020年の天皇賞・春を勝ったフィエールマン
2019年の日本ダービーを勝ったロジャーバローズ
2019年のオークスを勝ったラヴズオンリーユー
2019年の大阪杯を勝った大阪杯



菊花賞の時の、馬場鉄志アナウンサーの「日本近代競馬の結晶」という叫びは
間違いなく正しかったことが証明された感じですね。


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