モナコ・マイスターという称号 [モータースポーツ]
サーキットと比較しても特別な存在とされていて、このレースに三回以上優勝
しているドライバーはモナコマイスターと呼ばれています。
が、これが世界共通の言葉として認識されているかというと、そういうことは
ないようで、アメリカでは当然、自国のレースの頂点であるインディ500以上
のレースが存在するとは認めていないので、割と日本のローカルルールみたい
な感じではあるような気がします。
俗に言われる、世界三大レース(F1のモナコGP、インディカーのインディ500
WEC世界耐久選手権のル・マン24時間レース)の方が、認識としては世界共通
みたいな感じですが、WECは事実上トヨタのみがワークス参戦なので、トヨタ
が勝って当たり前だと見ていますので、ドライバーはともかくとしてトヨタが
ホンダのようにモナコGPやインディ500と同等のレースで勝っている、という
見方は個人的にはしていません。
フェルナンド・アロンソがモナコGPを勝って、ル・マン24時間レースも優勝
しているので世界三大レース制覇まで、あと一つと目標にしていますが、あの
まともに対抗相手がいないル・マン24時間レースに勝ったからと言って尊敬の
眼差しで見る気は毛頭ないですね。多分、インディ500は勝てないでしょうし
と、またどうでもいいようなことを書いていますね。
話を元に戻して、過去を含めて最強のモナコマイスターとされているのは通算
6勝(マクラーレン時代の5連勝を含む)の、故・アイルトン・セナなんですが
特に、1992年の第50回レースでのアイルトン・セナとナイジェル・マンセル
の優勝争いは伝説の激しいバトルとして記憶に残っています。
現在の現役ドライバーでは、ルイス・ハミルトンが3勝しているので、モナコ
マイスターの称号を名乗る権利がありますが、現役最強のルイス・ハミルトン
でも、アラン・プロストの4勝、ミハエル・シューマッハの5勝まで到達出来て
いないということから、モナコで勝つことがいかに難しいかが想像できます。
そして、今年優勝したマックス・フェルスタッペンはモナコ初優勝ということ
になりますから、来年以降に2勝以上を積み上げて、新たなモナコマイスター
の称号を、複数回のワールドチャンピオンと共に獲得することを目指すことに
なるのでしょうね。
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