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今度は行司が土俵下に転落 [相撲関連]

緊急搬送された響龍の容態については全く報道がありません。
回復の方向に進んでいれば、なんらかの報道があるかと思いますので搬送後も
首から下の感覚は戻っていないと考えるのが妥当でしょう。

旧来の相撲ファンは優勝争いのみが関心事かも知れませんが、そんなに興味を
持っていない人間としては、格闘技である相撲の対戦中に意識を失い、意識が
戻った後も異常を訴える力士のその後の様子の方が余程気になります。

勝ち負けよりも命、青年の今後の人生に影響することが予測される怪我の具合
について状況説明をしない日本相撲協会は人として異常な組織です。


そんな人に寄り添えない日本相撲協会が主催する大相撲春場所の千秋楽。
結びの一番、正代と朝之山の大関同士の対決で土俵外に倒れた正代にぶつかる
形で行司の式守伊之助が土俵下に落下し、背中と頭を打ってしばらくそのまま
起き上がれない状態になり、その後呼び出しの肩を借りて退場し、相撲診療所
で診察を受けるという事故が起きました。

sumo_fall_down0.jpg

前々日に大きな事故(相撲協会からすれば、幕下以下は人間扱いではないので
事故だとも思っていないかも知れませんが)が起きたにも関わらず、危機管理
意識の無い日本相撲協会は土俵下に転落した場合の危険予知など、全く頭には
なかったでしょうが、普通に労働災害としてとらえたら土俵下まで転落しても
直接、地面にたたきつけられることは無いようにいう配慮はすると思います。

sumo_fall_down1.jpg

幸い、異常はなかったということですが、頭を打って起き上がれない人を自分
で歩かせて退場させるという相撲協会の対応は相変わらずのバカですよ。

根性だ、気合いだ、精神力だと昭和初期のような非科学的な対応をいつまでも
続けていると近いうちに殉職者が出ても当たり前の労働環境です。

その場で動かさないようにして相撲診療所の医者(打ち身、捻挫程度しか診断
出来ないと思っています)ではなく、しっかりとした脳神経外科の医師を常時
待機させておくぐらいの経費(単なる経費ではなく安全対策費)は、あるはず
だと思うので、しっかりと対応するべきです。

さらに言うなら転落時のために土俵下にはマットを敷くとか、土俵自体の高さ
をもっと低くするなどの安全対策をするべきで、昔からの伝統だから、という
思考停止状態から脱却することが急務であることを自覚することが重要です。


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