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改造人間の兵士を検討し始めたフランス [海外の話題]

フランスでの話ですが、人体を改造して身体能力を増強した兵士の開発を許可
するという方針を軍の倫理委員会が進める方向になるようです。



身体に医療措置を施す、義肢や装置の埋め込みによって体力や認知力、知覚力
精神力を増強させ、兵士が兵器システムと交信をして作戦行動に出たり、同僚
の兵士との連絡を取ったりすることも出来るということで、無線機器を使わず
テレパシーのように交信をして攻撃をしたり、囚われている捕虜を助け出すと
いったことも出来るわけで、サイボーグの実用化というのか、極端な場合だと
脳以外を機械化する人造人間も技術的に可能であれば、倫理的な壁を超えると
いうことになるわけです。




日本だと古くは故・石ノ森章太郎氏の「サイボーグ009」がありますが、改造
人間という表現だと、仮面ライダーは悪の秘密結社ショッカーの先端医療技術
によって作られた改造人間ですから、さすがに変身ベルトを巻いて変身ポーズ
をすることによって姿形まで変身することはないと思いますが、生身の人間を
相手に合成繊維や特殊金属の体で戦ったり、義足からミサイルが飛び出したり
なんてことが出来る兵士が実用化されるようなことになれば、軍の幹部たちは
喜ぶのかも知れません。


簡単にまとめると、この映画のような話なんでしょうね。

医療措置としては苦痛やストレス、疲労を感じなくなるようにした上で、もし
捕虜になった場合は、精神力を高めて拷問にも耐えうる薬物を使用することも
想定しているようですから、兵士として改造された人は、人間の意思を持った
兵器として利用されるだけで、そんな兵士になることを志願する人はフランス
には存在するということなのでしょうかね。

フランスでは毎年、定期的に外人部隊(外国人の傭兵)を公式に募集している
ぐらいなので、高額の報酬を受け取る代わりに、腕を切り落として、機関銃を
装着したり、絶対に折れない骨格にして素手で対応が可能な殺人マシンに改造
されることを自ら望む兵士の募集に自信があるのかも知れません。

いろいろな改造プランはあるようですが、兵士が武力の行使を抑制できる能力
や人道的な感覚に影響を及ぼす改造は禁止されるようなので、子供や老人など
弱者に対しても冷酷に掃討するような感情のない兵士にはしないようです。



また、兵士の自由な意思の行使や、市民生活に復帰することに影響が出る改造
も禁止されるようなので、文面通りに実施されれば問題なさそうですが、漫画
やテレビにあるような悪の組織によって技術が転用されたら、それは人類全て
を敵にするような強力な力を持った殺人兵器になる危険性もあるわけで、本気
で検討を始めたフランスは永井豪氏が最終章として描いたデビルマンサーガの
デビルマンを作り出そうとしているようにしか思えません。




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newton

ついにターミネーターか?

by newton (2020-12-19 18:14) 

suzuran

newtonさん:
コメントありがとうございます。

それです、ターミネーターという比喩も考えましたが、やはり日本的には
仮面ライダーか、人造人間キカイダーかなと思いました。
by suzuran (2020-12-19 21:53) 

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