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F1-grand prix 2020・第16戦 サヒールGP【追記】 [モータースポーツ]

先週、ハースのロマン・グロージャンが生死に関わるような大事故に遭遇した
バーレーン・インターナショナル・サーキットで、今週は外周部分を利用して
サヒールGPとして第16戦が開催されています。





先週、両手に火傷を負ったロマン・グロージャンに代わって、ブラジル出身で
アイルトン・セナがワールドチャンピオンになるまでは、ブラジルを代表する
F1ドライバーだったエマーソン・フィッティパルディの孫にあたる、ピエトロ
・フィッティパルディがハースからデビューすることになりました。




また、新型コロナウイルスの陽性反応が出た、ルイス・ハミルトンが欠場して
ウイリアムズのジョージ・ラッセルが代役として出走し、ウイリアムズからは
F1史上初になる韓国人の母を持つジャック・エイトケンがジョージ・ラッセル
の代役としてデビューしました。



それとは別にレース自体とは関係ありませんが、F2の第12戦バーレーンGPで
優勝していた角田裕毅が審議対象となっていた件について、角田裕毅に問題は
なかったとして優勝が確定し、スーパーライセンスポイントが40pになり基準
を満たしたことで、F1での出走資格を獲得できたためアルファタウリ・ホンダ
からの2021年デビューの条件は揃いました。後はレッドブル側の判断次第と
いうことになります。(感触的にはデビュー確定ではないかと思います)



サヒールGPの予選結果ですが、ルイス・ハミルトンが欠場しているので余裕で
バルテリ・ボッタスがポールポジションかと思っていましたが、ウイリアムズ
ではQ2を突破して14番手、15番手が最上位のジョージ・ラッセルが、トップ
のバルテリ・ボッタスとポールポジションを張り合い、0.026秒差で2番手から
スタートということになり、メルセデスとウイリアムズのマシンの差の大きさ
が証明されることになりました。

メルセデスのマシンに乗れば、マックス・フェルスタッペンが毎回優勝争いが
可能だという話は誇張ではなく、全てのチームの中でも決して高性能ではない
ウイリアムズのマシンで14番手を走っているジョージ・ラッセルがポール争い
が出来るということは、ルノーやマクラーレン、アルファタウリのドライバー
に代わったとしても優勝争いが出来るということになるんじゃないのかな。

オーバルコースに近いレイアウトなので、スリップストリームからのオーバー
テイクで順位が変わりやすくなるのか、または高速域での安定性に勝るマシン
が逃げ切るのか、というレースになるかと思いますが、メルセデスの走行性能
が有効に活かされれば、もしかしたらジョージ・ラッセルが優勝という結果に
なるかも知れません。



予選結果 10位まで
1.バルテリ・ボッタス(メルセデス) - 53秒377
2.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 53秒403
3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 53秒438
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 53秒613
5.セルジオ・ペレス(レーシングポイント) - 53秒790
6.ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ) - 53秒906
7.ダニエル・リカルド(ルノー) - 53秒957
8.カルロス・サインツ(マクラーレン) - 54秒010
9.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) - 54秒154
10.ランス・ストロール(レーシングポイント) - 54秒200

現時点の契約更新状況では、2021年のシートを失うことが確実になっている
セルジオ・ペレスとダニール・クビアトが上位にいます。
今回のレースがデビュー戦になる、ジャック・エイトケンは18番手、もう一人
のピエトロ・フィッティパルディは最下位の20番手ということでマシンの違い
なのか、F1経験の違いなのか、同じ乗り代わりでもジョージ・ラッセルの結果
とは、かなりかけ離れたことになっています。

決勝結果
1.セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
2.エステバン・オコン(ルノー)
3.ランス・ストロール(レーシングポイント)
4.カルロス・サインツ(マクラーレン)
5.ダニエル・リカルド(ルノー)
6.アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
7.ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
8.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
9.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
10.ランド・ノリス(マクラーレン)

スタートを制して1-2を維持していたメルセデスの二台でしたが、レース終盤
のタイヤ交換時に、タイヤセットの装着ミス(ボッタスとラッセルのセットを
交互に間違えて装着してしまい、装着し直しのために再度のピットインをする
などの混乱が発生)して順位を落とし、盤石の1-2フィニッシュのはずが来年
のシートが未定のセルジオ・ペレスが初優勝しました。


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