高橋幸宏さんが脳腫瘍の手術 [健康・医療]
競演で知られる高橋幸宏さんが脳腫瘍の摘出手術を受けて、入院加療中である
ことが所属事務所から発表されました。
Rydeenは高橋幸宏さんの作曲です。
頭痛が続いたため、MRIで検査をした結果、脳腫瘍が発見され患部の摘出手術
を受けた結果、無事に手術は成功し後遺症もないので、しばらくは治療に専念
して、できるだけ早い時期に復帰するように努めて行きたいとのことです。
脳腫瘍は頭蓋骨の中に出来る腫瘍の総称であり、良性腫瘍もあれば悪性腫瘍も
あるということで、増殖速度が速く、正常な組織との境界が不明確で、周囲の
正常な組織に、浸潤(組織の中に溶け込んで行くように混ざってしまう)して
脳本体に腫瘍が出来る場合は悪性腫瘍とされ、逆に増殖速度が遅く正常な組織
との境界が明瞭で脳本体の外側に腫瘍ができる場合を良性腫瘍と言います。
検査入院後、速やかに手術が行われて後遺症も残っていないことから高橋さん
の場合は良性ではないかと思いますが、実際に手術をした医師が説明している
わけではいので、実際の病状はわかりません。あくまでも推測の話です。
脳腫瘍の発生率は10万人あたり20人/年ですから、いわゆる「がん」の中では
少ない方ですが、実際に罹患した人にとっては1人に対して1人なわけで、統計
の上での発生率というのはあくまでも机上の論理であるわけです。
子宮がんがウイルスが原因で、胃がんがピロリ菌の関与が指摘されているのに
対して脳腫瘍の原因は現時点ではわかっていません。環境要因とかストレス性
という見方もありますが、一生のうちに使われる脳の機能は50%にも満たない
という説もあれば、いやいや10%も使われていない、なんて説もあるぐらいで
脳の組織や機能、可能性を突き止めた医者や生物学者は存在しません。
今から40年前に買ったアルバムに入っていて、好きだった曲です。
ということで、運悪く脳腫瘍を患ってしまった高橋幸宏さんですが手術が成功
したということは運の悪さを反転させたのですから、これからはさらに元気に
活躍できることと思います。治療が終わって活動を再開する頃にはコロナ禍も
収まって、ステージに戻ってきてくれることでしょう。
コメント 0