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バック・トゥ・ザ・フューチャー35周年 [シネマクラブ]

映画界、音楽界では何周年、何十周年といった周年イベントが大好きというか
旧作を再発売するとか仕様を変えてリマスターで復活させるとか、一定以上の
評価を受けている作品であれば、そんなに宣伝をしなくても安定的に売り上げ
を見込めるということで、映画だと5年毎ぐらいのペースで地上波で放映する
という感じになっていますよね。



今年で初公開から35周年になる「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の三作目
が先日テレビ放映されて、またやるんだと思いながらも見てしまうということ
で第一作目がやっぱり面白いなとは思いますが、優秀なスタッフが潤沢な費用
をかけて作られた映画は最後まで見ちゃうんですよね。


主役のマーティを演じたマイケル・J・フォックスもパーキンソン病との闘い
で主役級の俳優としては引退しているようなものですが、病気の症状が著しく
悪化したという話は聞いていないので、発病当時に懸念された歩行不能で重度
の障害で完全引退という状況には至っていないと思われます。

人類が全ての病気を克服することは絶対に無理でしょうが、パーキンソン病は
それなりに進行を抑えることが出来るような感じです。

私が子どもの頃なら何の躊躇も無くキ○○イ博士と表現されそうな科学者ドク
が作ったタイムマシン「デロリアン」に乗って時空を超えて大活躍という見方
によっては子ども騙しみたいな映画シリーズですが初公開時は20代前半だった
私は大好きな映画の一つでした。

三作目の公開時にはマイケル・J・フォックスは周知のようにパーキンソン病
を発症してしまい「マーズ・アタック」などにチョロっと出演する以外は病気
の理解を進めてもらって研究資金を援助してもらう寄付者を募るための集会に
参加することが活動の中心になっていますが、年齢的には私と同学年ぐらいの
年齢なので、若くして難病になってしまった無念を室内に閉じこもって悶々と
過ごすのではなく、治療の糸口を探すための活動に日々取り組んでいる姿勢は
本当に立派で強い意志と前向きな考え方に共感します。

デロリアンが実在すれば、25年後とか50年後の世界へ飛んで、現代よりも確実
に進んでいるであろう免疫療法によって完治できるだろうにという思いは多分
マイケル・J・フォックス本人も何かの時に考えたかも知れません。

車が走った後にタイヤ痕から火が出るというシーンが日本の自動車会社のCM
の企画に流用されて盗作問題になったことがありましたが、日本側がアイデア
の盗用ではないと当初主張したのを聞いて、いくら日本人でも擁護をする気に
ならないバレバレの嘘を吐く馬鹿な会社だなと思ったことを覚えています。

さすがに35年前のことなので、どこの会社のどういう車種だったかは全く記憶
にありませんが、結局裁判で負けたのか和解勧告に応じたのかは忘れましたが
完敗だったことはなんとなく覚えています。

5年後にはまた40周年と言って話題に上がることでしょうが、人間はいつまで
記憶の塗り替えをしながら過去を上書きして行くのでしょうね。


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