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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の経過 [健康・医療]

実際のところ、CPAPを始めたのは2018年の7月からですが、あくまでも対症
療法なので完治してはいません。病原菌がいるわけではありませんし組織的な
病変があるわけでもなく、腫瘍や腫瘤があるわけでもないので外科手術で何か
が出来るわけでもないですからね、整形手術でもして体形が変わるとか、首の
周りとか顎の形が変わらない限り完治は無いです。

cpap-mask.jpg
マスクの形はいろいろあります。(基本的には鼻だけのマスクです)

これから医療機械の技術が発達して呼吸制御が可能な小型な機械が開発された
としても機械の助けは借りなければならないので、自立は難しいでしょうね。
とは言いながらもそれに落胆しているわけではなくて、自分の力だけで治せる
病気なんて実はそんなにはあるわけじゃなくて、いわゆる生活習慣病の場合も
薬との付き合いはありますからね、特に悲観しているわけでもありません。


そんなわけで治療は真面目に続けています。
機械を使い始めて最初の結果ではAHI(無呼吸・低呼吸指数)は精密検査時の
83.4回/hから9.8回/hに減りました。

1時間に30回あったら重症なところ、83.4回あったわけですから半端ない重症
の状態でしたが、それが9.8回で軽症の枠の中に納まりました。
これが5回以内だと正常なんですが、それは残念ながら達成できていません。
過去最低は5.4回/hというのが現在までの実績です。

無呼吸指数が65.4回/hから、4.9回。
そのうちの閉塞性が7回/hから2.4回/h、中枢性が13.9回/hから2.1回/hに
なっていて混合型は0.4回/hになっています。
低呼吸指数は18回/hから5.1回/hとなりましたから改善は大きいです。

最新のデータではAHIが6.8回/hで、無呼吸が2.7回/h、低呼吸が3.7回/hに
なっているので無呼吸の割合が減って呼吸状態の改善が進んでいます。
呼吸状態が改善されて心臓の負担が減ったことで、脳から呼吸をする指示命令
が出ないという中枢性の割合が大きく減っています。

呼吸をするために覚醒する中途覚醒(これがあるために熟睡できず、どれだけ
寝ても眠気・疲れが取れない)が検査の時は62.4回/hもありましたが最新の
データでは0.3回/hなので、ほとんど眠りが妨げられることはありません。
機械を使用している限りは完治までは行っていませんが軽症状態が続いていて
余命が伸びていることは確かだろうなと感じています。

sleep_cat.jpg

最初の一か月は不慣れなこともあり鼻マスクからの空気漏れが11日ありました
が、最新の一か月データでは1日のみとなりベテランの領域に達しました。
威張ることではないですが治療用機器を使っている以上は上手く使いこなして
効果が出なければ意味がないですからね。

朝起きた時に眠気や疲れが取れないとか、寝てから朝迄に数回トイレに起きる
という自覚症状のある人(過活性膀胱とか前立腺肥大の場合もありますけど)
また、同居していて隣で寝ている人がいびきがうるさいとか、寝ていて途中で
呼吸が止まっていることに気付いてる場合は耳鼻咽喉科で診察してもらうこと
をお勧めします。(いきなり総合病院に行くと8,000円ぐらいの割り増し金が
請求されますから開業医で簡易検査をして紹介状が出たら総合病院へ行く、と
いう流れで精密検査を受けて下さい)

簡易検査で軽症ならば治療の必要はないかも知れませんが、そのあたりは実際
に診察をする医師の判断です。

次回は機械の使い勝手やメンテナンスの話を書いて終わりにします。


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