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1976年のヒット曲 [音楽]

都心部での晩春の降雪のニュースを見て、久しぶりにイルカの「なごり雪」を
YouTubeで聴いて、何十年も前の歌ですが、やっぱり自分の感性には今の歌は
合わなくて、年寄りだと言われようが、古臭いと言われようが、良い歌だなと
再認識した次第です。



現在のヒットチャートの歌はダメだと言ったところで、多感な時期の時代背景
が違うわけですから、それは正当な評価とはなり得ませんし、逆に見れば今の
若い世代の人から見れば叙情派フォークなんてだるくて聞いてられないよとか
言われそうな気がするので、それぞれの趣味に土足で入り込むような不細工な
ことをしないことで、お互いの平穏は保たれると思います。


同じ年代でも音楽とか映画や読書の趣味は違いますからね、他人の好みに文句
を付け始めたらコミュニケーションは成り立たなくなってしまいます。

というような話はともかくとして、1975年発売の「なごり雪」が実際にヒット
したのは1976年の上半期で、年間のレコード売り上げ順位は11位でした。



この年は「ひらけ!ポンキッキ」の「およげ!たいやきくん」が年間1位
朝の情報番組「おはよう720」(7時20分スタートの番組だったのでタイトル
が720でしたが、後で番組枠が伸びて700になりました。)のテーマソングに
選定された「ビューティフル・サンデー」が年間2位でした。

「ビューティフル・サンデー」はオリジナルのダニエル・ブーンバージョンが
2位になり、競作の田中星児バージョンが12位、そしてトランザムバージョン
が38位に入って、ほぼ毎日誰かが歌っている感じでした。







バスボン(シャンプー)のCMで人気になった故・松本ちえこ(大動脈瘤破裂
で昨年、突然死)のデビュー曲「恋人試験」が34位でした。

太田裕美の「木綿のハンカチーフ」とかキャンディーズの「春一番」など春の
イメージの歌がヒットした年でしたが、アメリカ人の歌手ジャニス・イアンの
「ラブ・イズ・ブラインド」が邦楽チャートの25位にランキングされるという
ちょっと不思議な現象も起きています。



「ラブ・イズ・ブラインド」は、未婚の母(恋人とは死別)の坂口良子さんが
自分自身も不治の病になり死ぬまでに我が子の父親になってくれる人を探すと
いう悲しい物語「グッドバイ・ママ」の主題歌だったので、邦楽チャート扱い
になったのでしょうね。このドラマの坂口良子さんが大好きで毎週欠かさずに
ドラマを見ていましたが、実際に坂口良子さんが57歳で亡くなるなんてことは
夢にも思いませんでした。

この調子で書いていたらいつまで経っても終わらないので、強制終了しますが
この年にデビューした荒井由実(現:松任谷由実)の「あの日に帰りたい」と
「翳りゆく部屋」はとんでもない名曲だったと今でも思っています。
松任谷由実と中島みゆきは作品のタイプは全く違いますが天才だと思います。






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