雨に降られた済州島・釜山旅 天帝淵瀑布編 [トラベル]
ありますけどね)して、坂道を歩いて降りて、次は天帝淵瀑布です。

昔、天女が天界から下りてきて沐浴をしたという伝説が残る、蒼く澄んだ水が
神秘的な中文(済州でもっとも資本が投下されている重点的な観光地で、中文
観光団地と呼ばれるエリア内にハイアット・リージェンシー済州、新羅ホテル
済州、ロッテホテル済州などの高級ホテルが集まっている観光エリアです)の
代表的な観光地が天帝淵瀑布です。
但し、当日は雨が降っていて視界が悪いのと濡れて滑りやすい長い坂道を延々
と降りて行かないと蒼くきれいな滝つぼを見られないということで、仕方なく
歩ける範囲内で遠くに見える滝を見て、天女が降臨した様子を表した橋の様子
を見ただけで断念しました。
入場料2,500Wを払って歩いていくと、幸せを呼ぶ五福泉という噴水があって
豚、鴛鴦、亀、龍、鯉らしき動物たちが台座になって支えていました。
天帝淵瀑布の伝説は古い時代の物なので、韓国で新羅時代だった頃(日本では
飛鳥時代)の信仰に基づいた五福像ということのようで、奈良の高松塚古墳の
壁画にある四神の青龍、白虎、玄武、朱雀、そしてキトラ古墳に描かれている
四神と十二支の壁画(一部破損しているため推定)と同じように、それぞれの
生き物に意味があるわけです。
龍は皇帝を表しているので「名誉」、鴛鴦はおしどり夫婦と言われるぐらいで
仲睦まじいカップルのシンボルとして「愛情」、豚は「富裕」、亀は「長寿」
そして鯉は卵をたくさん産む多産ということで「子宝」を表しています。
福の方向から真ん中の噴水口(福袋と書いてあります)に小銭を投げ入れると
願いが叶うとされていますが、いまさら子宝に恵まれてもいろいろと面倒だと
いうことで、小銭を投げ入れることはしませんでした。
深い渓谷に天女像が設置された急角度のアーチ型の橋がかけられていて、この
橋を渡った対岸に滝つぼの池に向かう坂道が作られています。
橋の上に登ると緑濃い渓谷の向こうに滝が見えますが、ずっと雨が降り続いて
いたこともあり、蒼く澄んだ水ではなく濁った濁流になっていました。
上から見ると下の方に川が流れているのが見えて、頭がくらくら(私は基本的
に高いところは嫌いです)したので、冒頭に書いたように橋の両側から天女の
レリーフの写真を撮って見学終了となり、ちょっと遅い昼食にしました。
昼食はキムさんの紹介で島の西側にある山房山に近い海辺の食堂でした。
お店の名前は全く覚えておりませんが、一人前3,000円の海鮮鍋の昼食です。
韓国料理でおなじみのバンチャン(定食についてくるおかず)がずらりと並び
ましたが白菜キムチはなく、玉ねぎキムチと大根キムチ、山菜の煮物など辛さ
控えめのおかず類でした。(私は小魚の佃煮が好き)
小さめのアワビが生きたままお皿に載って登場し、食べられる分だけハサミで
チョキチョキ刻んで、チョコチュジャン(酢の混ざったコチュジャン)に付け
コリコリとした食感の刺身でいただき、残った分は鍋に投入しました。
鍋にはたっぷりのセリ、モヤシとカニ、ホタテ貝、平貝、ムール貝、ハマグリ
アサリ、アワビがゴロゴロと入っていて、お店の人が全部殻から外してくれて
大きめの具材はハサミで切ってくれました。
後は煮えるのを待つだけということで、ご飯はお替り自由でしたが、貝の量が
半端ない上に、写真は撮り忘れましたが塩焼きのサバと塩焼きの甘鯛もついて
とても食べきれる量ではありませんでした。
鍋の締め用としてラーメンも用意してくれましたが、もったいないので袋から
取り出すことなくご辞退して昼食を終わりました。
雨風が強くなってきましたが、一部の人から済州島の観光と言えばここ!だと
推奨されているラブランドに行かねばということで、再びタクシーに乗りこみ
キムさんの済州ガイドを聴きながら、ラブランドへと向かったのでした。
アワビおぴしそうです。大好物ですから。
by JUNKO (2019-07-30 13:11)
JUNKOさん:
コメントありがとうございます。
アワビが本当にゴロゴロという感じで出てきました。
無造作にチョキチョキと切って、もう良いですと言うまで刺身で食べて
その後で鍋に投入されました。
済州島にはアワビ食べ放題のところもあるらしいので、ドライバーの
キムさんに言うと連れて行ってくれるみたいです。
by suzuran (2019-07-30 22:13)