追悼 ディープインパクト [訃報・追悼]
サンデーサイレンスの最強後継馬であるディープインパクトが死んでしまった
というニュースを聞いて、旅行記の途中ではありますがディープインパクトの
記事に変更させていただきます。
今年の春の種付けシーズン入りの際、競走馬引退後、決して休止することなく
毎年、仔馬をデビューさせてきたディープインパクトが首の痛みのために今年
の種付けを中止するというニュースが流れました。
このニュースを読んだ時、サンデーサイレンスが種付けを中止した年に蹄葉炎
によってこの世を去ったこと、サンデーサイレンスが急死した時の年齢が16歳
ということ、などを考えるとディープインパクトの種付けは今年で最後になる
かも知れないという記事を書きましたが、悪い予感は当たりました。
19年4月4日の記事
ディープインパクトが首を痛がる素振りを見せて、種付けが中止になるまでに
今年は約20頭に種付けをしたようですが、受胎率が100%ということはないと
思いますので、来年生まれる最後のディープインパクトの仔は十数頭になると
いうことになります。(海外の牝馬がほとんどなので日本国内では数頭のようです。)
現時点で、ディープインパクトの仔で日本ダービーを制覇しているのは5頭で
ディープブリランテ、キズナ、マカヒキ、ワグネリアン、ロジャーバローズと
いうことになりますが、ディープインパクトの後継種牡馬として日本ダービー
で優勝する仔を出した馬はまだいません。
首を痛がる素振りという表現だけで、詳細については春以降報道されることは
なく、社台SS(スタリオンステーション)で放牧されることもなかったので
どういう状況だったかはわかりませんが、今年のセレクトセールで例年以上に
ディープインパクトの仔が高値で取引されたのを聞いて、競馬サークル内では
来年以降にはディープインパクトの仔を手に入れるのは至難の業であることが
認識されているということなんじゃないだろうか?と懸念していました。
予想が当たって良いのは馬券だけであって、ディープインパクトが今年中には
亡くなってしまうのでは?なんて予想は外れて欲しかったのですが、春以降の
競馬関係の記事を読んでいた人は多分わかっていたんじゃないかと思います。
一度だけディープインパクトを見るのが目的で北海道の社台SSに行った時に
のんびりを草を食んだり、囲いの中を走っている様子を見られただけでも幸運
だったのかも知れません。
天国では真剣勝負をする必要はないと思いますので、父のサンデーサイレンス
や早逝してしまった馬たちと自由に駆け回っていることでしょう。
お母さんのウインドインハーヘアは、まだノーザンホースパークで悠々自適の
生活をしていますので、去年に続いて今年も会いに行きたいと思っています。
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