スカートを履いて化粧したら特別手当 [海外の話題]
追加手当として一日当たり約170円を支給するという社内制度を作ったため
ネット民から暗黒時代の産物だと批判されたりバカにされているようです。
制度を作ったのはアルミニウム製造会社で、従業員のうちの7割が男性のため
「チームをまとめ元気づける素晴らしい方法」と自画自賛していて、批判にも
めげることなく、この企業の広報担当者の女性社員は「この取り組みにより、
わが社の女性従業員たちの意識が高まり、スカートやワンピースを選ぶときに
自分の女性らしさや魅力を感じられるようになればいい」と話したということ
で他人がとやかく言うなといったところでしょうか。
最近は何かというと女性がスカートを履くと、同じ女性が男に媚びているとか
性を売り物にしていると批判を言う人がいるかと思えば、女性のスカート姿は
素敵だというだけで女性蔑視だとか、女性を枠にはめようとしていると何かと
攻撃的な人がいたりしますが、基本的に女性がどのような服装をしようが自由
であり、ミニスカートを強要するのもセクハラでしょうが、スカートを履いた
ことを批判するのもまた変な話だと思います。
ロシアの会社が男性が7割で華やかさに欠けているという表現は確かに本音と
思いますし、その7割の男性の性欲を満たすために女性社員はいつでも下着が
見えるようにしなければいけないと言えば、そりゃおかしいだろうという話に
なりますが、自由意志でフェミニンな服装で出社したら一日当たり170円が
支給されるということに対して批判するのは大きなお世話でしょう。
女性の比率が高めの会社にいる人に女性の割合が低めの会社の内情など理解が
出来るはずもなく、スカート姿の女性が歩いているとちょっと気分が高揚する
というのは私としては理解できますし、パンツ姿の女性ばかりよりはスカート
の女性もいた方が潤いがあると感じるのは男なら当たり前だと思います。
誰もスカートをめくりたいと思っているわけでもないですし、階段の下で中を
覗こうと隠れているわけでもないのですから、なんでもかんでも時代遅れだと
批判するのは行き過ぎなんじゃないでしょうか。
スカートを履いたらエレガントで、パンツスーツだとアクティブとか、そんな
区分けしかできない単細胞な思考能力の人が本当に男女差別とか女性蔑視など
ジェンダー問題について造詣が深いかと言えばそんなことはないでしょう。
女性の仕草を可愛らしいとか、セクシーとか、男性の歩き方を見てカッコいい
とか感じることなく、女らしさや男らしさなんて言葉は大嫌いという生き方が
今風だというのなら私はそんな現代社会に適合できなくても構いません。
国によってはパンツ姿の方が女性の体形がはっきりとわかるので誘惑的で猥褻
だとして禁止しているところもあるぐらいなんですから、スカートを履くこと
がセクシャルであるという発想の方が余程、本心では何を考えているか不明な
いわゆるムッツリスケベのような気がしないでもないです。
女性に対する性暴力や痴漢などに対して厳しく臨むことについては大賛成だと
考えていますが、スカートを履いたり化粧したりすることを推奨する企業まで
批判するというのは筋が違うと思いますし、それこそ強姦されるのが嫌ならば
スカートを履くなと主張する頭のイカレタ保守派のような見方をして、女性の
服装の自由を奪う発想しかできない人こそダメな人だと私は思います。
スカートを履いて、化粧をして女性の魅力を前面に出して出勤してきた女性に
170円の手当を支給しようと決めた会社は自然体で良いと思います。
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