恋をする瞬間は0.5秒で決まる [恋愛]
作品で「3秒の誘惑」という歌がありましたが、デビュー当時ほどの人気では
なかった時なので知らない人の方が多いでしょうね。
女性がとても魅力的なので、ほんの三秒間その挙動を見ただけで恋に落ちると
いう内容の歌だったんですが、実際の人はそれどころではなく、人間の恋愛に
ついての研究によれば、他人を魅力的に感じたり仲良くなる可能性がある、と
判断するのに、人は僅か0.5秒しかかからない、という結果が出ています。
人間は興味をそそられる顔や容姿を見ると、0.5秒以内という瞬間的な時間で
注意力を集中して、魅力的かそうでないかを判断することが出来る能力がある
ということが実験の結果から導き出され、自分にとって魅力的な容姿なのかを
短時間で判断すると共に、もしも魅力的だと感じた時には、同じ相手の表情を
ジッと見つめるという傾向があることがわかったようです。
ですから、逆に言えば視界の中から一瞬で好みの人を選別した場合、その後は
あなたに好意があります(好きです)という視線を送り続けることが、恋愛の
スタートに効果的ということのようです。
というような結果から考えると、恋人を作りたいと考える人は、まず異性から
魅力的に見られるような仕草や化粧(男性の場合は清潔感のある身だしなみ)
をして、一瞬の注目に強い外見を作る必要があるということになります。
なんて書いておきながら何なんですが、もし恋愛の始まりが全て同じパターン
ばかりだとしたら、外見上で好感度が低いような場合は恋愛に発展する以前に
異性と知り合うことさえ無理だということになるので、あくまでも一つの例と
いうことも重要だと言えるでしょうね。
少なくとも不快なことをしなければ、その後の会話などによって容姿の減点を
挽回して、人は見た目だけではないという魅力を見せれば良いわけです。
なお、独身者は相手の関心を引きたいという意味もあるのか、街の中では特定
の相手だけしか見ていない傾向があるようですが、既婚者や恋人同士の場合は
自分のパートナーが視線を送っている(浮気相手を探しているかも知れない)
という猜疑心から、自分と同じような恋愛志向(好みのタイプが同じだと本能
で感じ取って恋敵だと判断する)の人を見破って、その対象者を要観察状態で
見るということもあるようで、人間は恋愛に関しては意外にも敏感で嫉妬深く
自分のパートナーに対する独占欲が強い生き物のようです。
誘惑したり誘惑されたり、見つめられたり無視されたり、とにかく一瞬の視線
の絡み合いで恋愛を成就させるのが人間の本能のようですが、知恵とか見栄が
ある分だけ、本能が制御されて一目惚れを否定(本当は大好きなタイプの相手
でも好きじゃないと見栄を張る)してしまうこともあったりするので人間界の
恋愛は本音と建前が交錯して難しいことになるようです。
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