コナー・マクレガーが復帰戦

アメリカの総合格闘技UFCで、過去に二階級王者だったコナー・マクレガーが
今年6月の引退発表（三度目）から一転して現役復帰し、来年1月23日に過去に
因縁のあるダスティン・ポイエー（一部ポワリエの表記あり）と再選すること
がUFCの公式サイトで発表されました。



両者の対戦は2014年9月以来で、この時はマクレガーが1R1分46秒でTKO勝ち
を収めているものの、ポイエーは2019年4月にライト級の暫定王者となり9月
に正規王者のハビブ・ヌルマゴメドフに負けてはいますが、マクレガーに惨敗
した頃よりは経験も積んでいるので簡単には勝てないように思います。

また、マクレガーは今年1月に1R40秒の速さでドナルド・セラーに勝った以降
引退発表などもあって実戦から遠ざかっているので、もしかしたら負けるかも
知れないという試合になるかも知れません。



元々はマクレガー側が慈善試合としてポイエーに声をかけて、アイルランドで
開催される計画が進められていましたが、UFCとして一稼ぎできるチャンスと
考えたUFCの社長がUFCの試合としてアブダビで開催する計画のようです。

マクレガーは2018年に負けたハビブ・ヌルマゴメドフとの再戦をするつもり
でいましたが、ヌルマゴメドフを無敗の王者に育成したコーチでもある実父が
新型コロナウイルスに感染し、その合併症で亡くなるという予期せぬ出来事に
よって、突然の引退をしたのが10月24日でした。



それ以前に三度目の引退発表をしていたマクレガーでしたが、ヌルマゴメドフ
の突然の引退が無ければ、ファンは再び戦うことを望んでいましたから相手が
代わったとはいえ、戦いの場に戻ってくることでファンは喜ぶでしょうね。

相手の選手のスタッフが乗るバスを襲撃したり、ヌルマゴメドフ戦では派手な
場外乱闘をしたりと、プロレスの悪役以上の暴れ者ですが、ヌルマゴメドフの
引退表明を受けてTwitterで投稿されたメッセージは「ヌルマゴメドフ、良い
パフォーマンスだ。私は続けるだろう。また、お父さんに、敬意と哀悼の意を
表します。心から、あなたと家族に。マクレガーより」と敬意を込めた言葉で
弔意を表していたのが印象的で、これまたプロレスの悪役と同じく、営業用の
暴れ者なのかもね、と思いました。（実際に話をしたことはないので、表面上
の印象でしかありませんが…。）

フィリピンの英雄マニー・パッキャオとの対戦話が進行中という話もあります
が、フィリピン国民は、ボクシングのチャンピオンのパッキャオが誇りなので
マクレガーとの対戦に否定的な意見が多いらしいので、パッキャオとの試合は
実現しないかも知れません。

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