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糖尿病リスクを高める人工甘味料 [健康・医療]

コンビニでソフトドリンクを探すと、約半分は糖分ゼロでカロリーオフと
書かれた商品が販売されています。

糖分の摂り過ぎは生活習慣病の原因となると信じられ、特に糖尿病予備軍
の人は糖分を控えて、カロリーオフの飲み物を選ぶようにしている場合が
多いのではないかと思いますが、その努力が逆に糖尿病のリスクを高めて
いるという研究論文が発表されています。

ノンカロリーの人工甘味料はアスパルテームなどの商品名で主に炭酸飲料
や健康志向のシリアル、デザート類などに使われて、健康志向の強い人や
ダイエット目的の人に喜ばれ、一部の専門家も糖尿病患者は人工甘味料を
使った商品を利用することを推奨しています。


これらの人工甘味料がノンカロリーな理由は、舌に甘みを感じさせるもの
の体内には吸収されないという特性があるためで、この特性があるがため
に大量に摂ると下痢をする副作用があるわけです。

ところが人工甘味料の摂取後の腸内細菌の状態を検証したところ、甘味料
が腸内細菌の増殖と機能を阻害し、血糖値の上昇を伴う「耐糖能障害」と
いう糖尿病の前段階の状態を促進させていることがわかりました。

calorie_0.jpg

使用頻度の高い人工甘味料のアスバルテーム、スクラロース、サッカリン
を水に溶いてマウスに与える実験では、マウスに耐糖能障害が見られたが
同じような条件で与えた砂糖水では問題はなかったということで、実際は
砂糖よりも人工甘味料の方が糖尿病を引き起こすリスクは高いということ
が想定されるわけです。

以前にも人工甘味料は「甘い」という感覚を脳に送るので、脳の勘違いで
低血糖が誘発される危険性が指摘されていましたが、高血糖が起きる要因
と低血糖が起きる要因の両方を併せ持つということでは、日常的に普通に
飲む飲料としては甚だ不適切と見るしかないと思います。

私自身は人工甘味料の独特の後味が嫌いなのでカロリーオフという商品は
極力買わないようにしていますが、砂糖は太るからとカロリーオフ飲料を
選ぶ人も多いのは周囲の人を見ればわかります。

実験結果として糖尿病リスクが高いことは間違いなさそうですから、現在
血糖値を気にしている人は砂糖で甘みを付けた商品を選んだほうが安全性
は高いのではないかと思います。

私が子どもの頃は、サッカリンとかズルチン、チクロなんて人工甘味料が
発がん性があると言われて駆逐されていきましたが、今はアスパルテーム
とかソルビトールなんて感じで、もっと健全そうな名前が付いているので
健康的だと勘違いしている部分もあるような気がします。

人工甘味料はまだまだ知られていない弊害が隠れていそうです。


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