年度代表馬はキタサンブラック

ＪＲＡ（日本中央競馬会）の２０１６年度の顕彰馬が発表され年度代表馬
には北島三郎さんの所有馬のキタサンブラックが選出されました。

年度代表馬は競馬関係の記者による投票で決まるわけですが、有効投票数
２９１票の中で１３４票を集めたのがキタサンブラックでした。



昨年の主要なＧⅠレースでは天皇賞・春がキタサンブラック、宝塚記念が
マリアライト、天皇賞・秋がモーリス、ＪＣ（ジャパンカップ）では再度
キタサンブラック、そして有馬記念ではサトノダイヤモンドということで
大きなレースで二勝している、キタサンブラックが票を集めたようですが
最多得票でも過半数に達していないということで、例年になく票が割れた
選考だったような気がします。（毎年、得票は集中するような…）

モーリスは香港のＧⅠを二勝していることを評価する人がいるでしょうし
サトノダイヤモンドは菊花賞を勝った三歳馬であり、力を付けている古馬
を相手に有馬記念で勝っているという部分もあるので、それぞれの記者の
評価ポイントの違いが結果に出たような感じです。

そんなわけで、サトノダイヤモンドは最優秀三歳牡馬になり、モーリスは
特別賞ということになったわけですね。

引退したモーリスはグラスワンダー系の孫世代として種牡馬入りが決まり
同じ父馬（スクリーンヒーロー）を持つゴールドアクターも、引退時期は
未定ですが種牡馬入りするものと思います。

来年は古馬になるサトノダイヤモンドとキタサンブラックが春最初のＧⅠ
になる大阪杯（２０１７年からＧⅡから格上げ）で、戦うことになるのか
調整の状況次第にはなると思いますが、今年の年度代表馬の最有力候補で
ある二頭の春初戦は注目されることになるでしょうね。

JRA重賞年鑑Gallop2016 (週刊Gallop臨時増刊)
	週刊Gallop サンケイスポーツ/週刊Gallop 2016-12-26 売り上げランキング : Amazonで詳しく見るby G-Tools

タグ：有馬記念 年度代表馬 サトノダイヤモンド モーリス キタサンブラック