永六輔さんが遠くへ旅立ちました [訃報・追悼]
作詞家、随筆家、そしてタレントとして活躍していた永六輔さんが83歳
の生涯を締めくくりました。
死因は肺炎と公式発表されていますが、実際は老衰と言ってもいいぐらい
人生を全うした生き方をされたみたいです。
作詞家としては「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」など、
故・坂本九さんの歌った歌や大ヒットした「こんにちは赤ちゃん」(私の
住んでいる地域では、子供の頃はゴミ収集車が「こんにちは赤ちゃん」を
流しながら仕事をしていました)などの他、旅好きなご本人がテレビ番組
にも出演していた「遠くへ行きたい」も書いています。
の生涯を締めくくりました。
死因は肺炎と公式発表されていますが、実際は老衰と言ってもいいぐらい
人生を全うした生き方をされたみたいです。
作詞家としては「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」など、
故・坂本九さんの歌った歌や大ヒットした「こんにちは赤ちゃん」(私の
住んでいる地域では、子供の頃はゴミ収集車が「こんにちは赤ちゃん」を
流しながら仕事をしていました)などの他、旅好きなご本人がテレビ番組
にも出演していた「遠くへ行きたい」も書いています。
今は二人とも亡くなっていますが、野坂昭如さんと小沢正一さんと交流が
あり、三人で日本武道館でイベントをしたこともありましたが、それぞれ
に個性的な人だったので、なかなか一緒に仕事をする機会はなかったかも
知れませんが、小沢正一さんの「小沢正一的こころ」も好きなラジオ番組
だったので、永六輔さんの「誰かとどこかへ」を聴いていた私には二人の
番組が(実際の内容は全く違いますが…)一緒の番組だったような記憶が
ありまして、今の時代になんとなく江戸の風情を感じさせる話芸みたいな
ものを感じていたような気がします。
「上を向いて歩こう」は明るい曲調なのに対して、「遠くへ行きたい」は
失恋した後に聞いたら、確実に押し入れに籠りたくなるような曲ですが、
中学生の時の校内合唱大会では、かならずどこかのクラスが歌っていたと
いうこともあり、歌詞を見なくても今でも歌うことが出来ます。
歌を聞いた瞬間に、どこまでも続く道とか線路の情景が思い浮かび、過去
に訪ねた旅先やイメージの中の憧れの旅先を思うことが出来る素晴らしい
歌詞で「知らない人に巡り合いたい」なんてハードルの高いことは望んで
いませんでしたが、今までに見たことの無い世界に触れてみたいと考えて
一人で旅行をした思い出は、確実に「遠くへ行きたい」という名曲に触発
された結果ですからね、人生の中で永六輔さんの歌を聴けたことで出来た
経験はいろいろとあります。
天国への旅立ちを感謝の気持ちでお送りしたいと思います。
むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く 永 六輔 by G-Tools |
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随分お痩せになったのですね。
遠藤やすこさんとのラジオ番組はよく聞いたように思います
永さんの作詞された曲はここに出ているものは全て吹いていますが
こんにちはあかちゃんもそうだったのですね
遠くへ行きたいは、とても好きです。
一人旅が好きなのは、この曲も関係しているかもしれません
永遠にご一緒するでしょう。曲と共に
by majyo (2016-07-13 20:46)
majyoさん:
コメントありがとうございます。
全ての番組から降板するという話が報じられた時に
あまりお加減が良くないのかな?と思いましたが、
それからそんなに日にちが経っていない中での訃報
ということで、本当にギリギリまで仕事をされていたと
いうことを感じました。
自称おばさんと言ってらっしゃいましたが、それでも
オカマとかそういう表現をされたことの無い不思議な
雰囲気を持っていたように思いますが、平和を求める
メッセージをあの語り口で発せられていたことを決して
忘れることはありません。
知らない海をながめていたい、どこか遠くへ行きたい
若い世代の人の心情は実際のところわかりませんが
ある程度の年齢層以上の人には共感される方が多い
詞であり曲であると思います。
時代の転換点を感じますが、絶対に暗黒時代に戻る
ということは許してはいけないと思っています。
by suzuran (2016-07-16 08:26)