雪が残る会津(福島県)へ -7 [トラベル]
跡地(自刃した跡地は墓地になっています)を見て、階段を下りてバス停
に戻ろうとした途中に、さざえ堂【円通三匝堂えんつうさんそうどう】が
あり、いかにもサザエのような外観を見ました。

寛政8年(1796年)建立ですから、戊辰戦争(鶴ヶ城落城は1868年)終結
当時はすでに存在していたことになります。
螺旋構造の建物で上りと下りが別の通路になっているため、参拝者の通行
が妨げられず、多くの人が安全に参拝できるようにということで、当時の
住職が考えた建築方式になっているようです。
時間があまりなかったので、外観だけを見て山を下り白虎隊記念館の前に
着いて、臨時休業いう張り紙を見てビックリです。
白虎隊の生き残り隊士である酒井峰治氏が書き遺した「戊辰戦争実歴談」
を見られることを期待していましたが、残念ながらお預けになりました。
酒井峰治氏は退却時に仲間とはぐれ、道に迷っていた時に知り合いの農民
庄三さんに助けられ、はぐれてしまった愛犬クマとも再会できて、後には
北海道に渡り、酪農家として生涯を終えたそうです。
その酒井峰治氏の銅像は屋外に設置してありましたが、やはり記念館では
展示物を見たかったですね。次にいつ行けるかもわからないので。
帰りにお茶を買おうとセブンイレブンに行きましたら、なにかが違うぞと
考えて気付いたのが、お店の配色が緑と赤ではなく白黒なんですよ。
お店の人の話では、観光地や景勝地にあるセブンイレブンは景観の邪魔に
ならないように白黒にしないと駄目なようです。
セブンイレブンの後方の山が稲盛山で、ちょうど白虎隊が自刃した場所に
なりますし墓地でもあるので、気遣いも大変ですね。
この後、バス停で「はいからさん」に乗って、会津若松駅まで戻り、宿の
送迎バスで、東山グランドホテルまで乗せてもらい二日目が終了です。
翌朝、窓の外は新たに降った雪景色でした。
チェックアウトをして帰る頃には溶けていましたが、これが今冬最後の雪
ということになりそうです。
最後の日は、会津若松から在来線、郡山で東北新幹線に乗り換えて、品川
までは山手線、そして東海道新幹線で帰っただけですので、特に書くこと
はありませんので、今回で会津の旅行の話はおしまいになります。
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