機能性飲料の誤解 [健康・医療]
でコンビニを覗いていても、ほぼ毎週ぐらいのタイミングで新しい機能性飲料
が発売されているのが普通になりました。
機能性飲料というのは、基本的にはオリゴ糖、食物繊維、各種のビタミン類と
鉄分、ベータカロチンといった健康な体を保つのに有効だとされている成分を
含んだ飲料で100~150mlの小瓶に入ったものが主体になっていますが、偶に
500mlのペットボトルサイズのものもあったりします。
日本で古くから売られているものとしては、乳酸菌飲料のヤクルトがもっとも
知られているのではないかと思いますが、血圧コントロールに有効だとされる
アミールとか、食物繊維を含んだファイブミニ、体脂肪を燃焼させるヘルシア
や黒烏龍茶などが人気商品になっています。
これらの飲料は基本的には、実際に不足する成分を補う効果の高いものもある
わけですが、逆にあまり効果の期待できないものや、成分の過剰摂取に繋がり
人体に悪影響を与えてしまうものもあるようですから、どんな場合に飲んでも
健康に効果があるというわけではないという認識は必要かと思います。
例えば、ビタミンCですが、1本にレモン〇〇個のビタミンCという表示を見て
そんなに多くのビタミンCを摂取できるなら健康的だと思われる方も多いかと
思いますが、実際に体内に取り込まれる量には上限があり、過剰で不要になる
ビタミンCは何の恩恵も与えないまま体外に排出されてしまいます。
また、過剰なビタミンCの摂取が恒常化すると、肝機能の低下を招くとされる
見解も出されていますので、ビタミンCが必要以上に大量に含まれている飲料
は、飲みすぎることのないように注意が必要です。
そもそも、機能性飲料という表現には一応のルールはあるものの健康面で確実
な効果を保証するものではありませんし、同じような効用を謳っている場合で
あっても成分濃度には大きな違いがあるという場合も多々あります。
ですから、本当に自分に有効なものであるのかということをまず知るためにも
かかりつけの医師に意見を聞いて日課にするのが適切だと思います。
毎日どうぞというCMをそのまま受け入れて、本来の効果とは全く違った作用
によって健康を害したりしては何にもなりません。
こんなにいろいろな種類があるんですね。
by 溺愛猫的女人 (2024-01-06 12:53)
溺愛猫的女人さん:
コメントありがとうございます。
種類は毎週5アイテムぐらいは増えているように感じています。
逆に言えば、毎週4-5アイテムは淘汰されているように思います。
by suzuran (2024-01-06 21:33)