刑事スタスキー＆ハッチのデビッド・ソウル

日本では1977年から1981年まで放映されていたアメリカテレビ局のABC制作
の刑事の活躍を題材にした（今風に言うと、クライムアクションという感じ）
テレビドラマで「刑事スタスキー＆ハッチ」という番組がありました。
※ 文中敬称略



金髪で冷静でクールなハッチ（デビッド・ソウル）と黒髪で直情型、ホットな
スタスキー（ポール・マイケルグレーザー）のバディが赤いフォード・トリノ
で凶悪犯を追い詰めていくという作品で、情報屋（アントニオ・ファーガス）
がレギュラーとして登場して、毎回、逮捕に至る情報を提供しているドラマは
この作品が個人的には初めて見たものでした。

夜10時からの放送でしたが、シーズン1を見て、この刑事ドラマが好きになり
シーズン４まで放映されたものを全部見ましたが、シーズン1の放映途中から
拳銃を発射するシーンが多すぎるとか、バイオレンスシーンが子供が見るには
過激すぎるなどの指摘がアメリカ国内で問題化したために、シーズンが重なる
に連れて、ソフト路線になったので、シリーズの後半についてはドラマの内容
があまり記憶にありません。

また、シーズン3の頃からだったと思いますが、ポール・マイケルグレーザー
とデビッド・ソウルの関係が悪化したために、二人の絡みが減ったという話が
伝わってきて、実際にドラマの中ではあまり感じませんでしたが、悪い噂話は
広がりやすいという感じはありました。



そんなドラマの主役だったデビッド・ソウルが亡くなりました。享年80歳
報道によれば、ポール・マイケルグレーザーとの不仲という話は事実ではなく
「私の親類、兄弟」と表現していたようです。

デビット・ソウルのハッチに憧れて、ハッチが愛用するコルトパイソン357の
6インチモデルのモデルガンも買ったりしていたので、年齢的には致し方なし
とは思うものの、やはりショックな出来事です。



日本で放送していた時に、シーズン2のエンディングテーマとして流れていた
「Don't Give Up On Us」は英国のシングルチャートで1位になるヒット曲で
歌手としても成功していましたが、主演した映画はヒットしませんでした。
2004年に劇場版とした若手俳優でリメイクされた「スタスキー&ハッチ」にも
出演していましたが、正式なクレジットではなくカメオ出演でした。



俳優としてハリウッドスターではありませんでしたが、記憶に残る俳優として
デビッド・ソウルさんのご冥福をお祈りします。

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