SSブログ

坂田利夫さん死去・吉本の終わりの始まりか [訃報・追悼]

はじめに松本人志を芸人だと認識している人は読まないで下さい。
個人の主観として、松本人志を芸人だとは思っていませんので、辛辣な表現が
多々あるように思いますが、それに対してコメントをされたとしても、個人の
考えが変わることは無いので、始めから読まないのが良いと思います。



コメディアンの坂田利夫さんが老衰のために亡くなりました。
「アホの坂田」という歌に合わせて「アホの坂田」というキャラクターを創り
演じる人というのは実際には賢くないと出来ないことだと思っています。


まだ社会人になったばかりの頃、「バカになれる人は人望がある」という本を
読んで、それから何十年も会社に勤めてきましたが、自分でどこどこの大学を
出たとか、どこそこの大学院を出て云々と言っている人の発想、発案には全く
閃きが無く、上から目線で部下や現場の人間を大切にしないプランで、実際に
使い物にならないだけでなく、必ず陰ではバカ上司とかボンクラ、ロクデナシ
と言われていたことを思い出すわけで、大したことも出来ないのに「俺様」を
貫き通すような人間は人望もなく、賢くもない実例を見ているので、やっぱり
「アホの坂田」を演じきれた坂田利夫さんに人望があり、お客さんに愛されて
きたことも理解できるような気がします。



現在、ベテランと呼ばれている(亡くなっている人も多いですが)間寛平さん
西川きよしさん、横山やすしさん、オール阪神・巨人など、中学生位の頃から
知っている芸人さんは、一般の人や女性、弱者を貶めたりする、今風に言うと
ハラスメント的な話芸は無く、素直に笑えました。



横山やすしさんの場合は、破天荒な言動があり逮捕されたり、吉本興業を解雇
されたりなんてことはありましたが、それでも取り巻きを引き連れて性暴力や
女性蔑視的なことはしませんでしたから、逮捕されても、あの横山やっさんは
仕方ないという雰囲気がありましたが、ここ最近になって過去の行状の数々が
告発されている松本人志には嫌悪感しかないです。

映画の才能など1ミリもないのに意味不明の映画のコラムをさせた結果として
スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」を全く意味が解らん駄作だと言い放ち
自分ならもっとすごい映画が作れると言って作った四本の駄作の中で、映画と
して評価されるものなど一本もありません。

「大日本人」「カラフル」「さや侍」「R100」の中で、興行として成立した
ものなど何一つとしてありませんし、DVDにもなっていません。
DVDにするだけの価値も無ければ、売れるめども立たないのですから当然だと
思いますが、周囲の人間が増長させたことによって面白くもない芸人が勘違い
をして「レジェンド」なんて言われても恥とも思わなくなったのでしょう。

松本人志の蛮行が公表されたことで、ダウンタウンの過去のテレビ映像の数々
がX(旧Twitter)で拡散されていますが、女性タレントに対して、セクハラを
通り越して、強制わいせつ、性犯罪の証拠映像になるような場面が浜田雅功の
出演場面も含めて大量に出回っています。

ダウンタウンの下品なネタ(聞くのも嫌になる不良親父たちの性的な話か容姿
を貶す話)は、聞きたくもないのでテレビでは見ていませんでしたが、過去の
映像を見て、こいつら完全に性犯罪者だし、それらのある意味証拠映像を平気
で放映していたフジテレビもクズだなと今までの認識に間違いがなかったこと
が確認できたように思います。

松本人志の醜聞が噴出した2023年の終わりに、吉本興業の正統派とも思える
坂田利夫さんが亡くなったのも一つのターニングポイントのように思います。
2023年は吉本興業の終わりの始まりの年になりました。

坂田利夫さん、子供の頃から楽しませていただきました。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。


nice!(48)  コメント(3) 
共通テーマ:芸能

nice! 48

コメント 3

リス太郎

坂田t利夫は理屈抜きに面白い。子どもの頃、ゲラゲラ笑ってみてました。謹んで哀悼の意を表します。
by リス太郎 (2024-01-05 13:45) 

リス太郎

今年もよろしくお願いします。
by リス太郎 (2024-01-05 13:46) 

suzuran

リス太郎さん:
コメントありがとうございます。

昭和の頃から活躍している人たちは、他人を貶めたり体の特徴について
否定的な発言をしたり、暴力、暴言で他の人を痛めつけることで笑いを
取るというような見ている人を不快にさせることを「芸」にすることは
なかったので、見た後で引っかかるものはありませんでした。

観客、視聴者に「笑い」を提供する芸人は、倫理的であってこそ笑える
存在であり、性暴力やパワーハラスメントの疑惑が出た時点で引退する
事実を公式に説明するのは当然であると考えます。

そのような問題を起こすことのなかった坂田利夫さんは、優秀な芸人で
あったと思っています。

by suzuran (2024-01-06 21:31) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント






Copyright (c) 2013-2021 suzuran All right reserved