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青島ビールの放尿事件~中国の食事情~ [海外の話題]

日本のニュースでは何故か、あまり騒がれていないと言うか、ほぼ完全に無視
されているような感じですが、中国の有名ビールブランドの青島ビールの工場
で作業員(後から物流会社の下請け社員だと判明)が、発酵過程のビール原料
に放尿する様子がインターネットで拡散して騒ぎになっています。



青島ビールと言えば、日本の中華料理店や食品スーパーでも普通に販売されて
いるブランドで、青島ビール側は問題発覚後、直ちに工場を閉鎖して汚染原料
を封印して、問題が発覚した工場は中国国内販売用のみを製造しているとして
日本や韓国に輸出されているビールには問題はないと説明しましたが、動画が
拡散している現状では国内用なのか輸出用なのかの問題ではなく、そのような
ことが出来る環境であることが問題であるとして、青島ビールの株価は取引の
開始直後に急降下して一気に約1,370億円の下落になりました。


tsingtao_beer.jpg
青島ビールは8種類のタイプのビールが販売されているようです。(日本国内)

事件が起きた現場の近くにはトイレがあり、フードディフェンスの観点なのか
従業員の働きぶりを監視するためなのかは不明ですが、相当数の監視カメラが
設置されていた現場で、なぜそのような行為に走ったのかが一つの焦点として
中国国内では「理由」の推測が盛んにおこなわれていますが、元々、食の安全
とか衛生面の管理とかには関心が薄いと思われる国なので、このような事件は
起こるべくして起きたというか、氷山の一角なのかも知れません。

中国では二年前に「裸キムチ事件」というのがあって、明らかに食品用だとは
思えない錆び付いた起重機で塩漬けの白菜を持ち上げたり、大量の塩漬け白菜
で満たされたプール上の設備の中に裸の男が入って、白菜を混ぜている様子が
中国のSNSで拡散し、中国の当局者が韓国の輸入食品の担当者を呼んで、この
様子は現在の中国ではないと説明したというもので、この後、韓国か中国から
キムチを輸入する量は激減したと言われています。

中国でもネットが普及しているので、悪事はすぐにばれてしまうようになって
いるため、大学の食堂で料理からネズミの頭が出た(食堂側はこれはカモです
と言ったらしいけど、結局、抵抗できずに謝罪したらしい)こともありますし
過去には化学物質で人工卵を作って(黄身も白身も食品添加物を使った偽物を
製造していた)販売して逮捕された例もあるので、中国製は危ないという話が
出てくるのは致し方なしだと思います。

なにが凄いってフランス製の「シャトー・ラフィット・ロートシット」という
ワインは年間の生産量が24万本なのに、中国国内の流通量が200万本もあった
ということなので、コピー品、模造品がどれだけ街中に出回っているのか?の
想像もつくかと思います。希少ワインなので本物の味を知らない人は多いので
それにつけ込んで、大儲けをしているのがいるということですね。

ワインはともかくとして、そのような実例の多い国でのことだけに、120年の
伝統を誇る青島ビールが信頼と業績を回復するのは相当の歳月と、信用回復に
向けた広報が必要になることでしょう。
今までに青島ビールを飲んだことはありませんが、これからも飲まないな。

さらに香港発の報道によれば、中国・江蘇省で動物愛護活動家から寄せられた
情報に基づいて、警察が食肉処理工場に向かうトラックを停めて調べたところ
トラックから約1,000匹の猫が救出されたということです。

china_kushi.jpg

警察の調べではトラックを停車させらなければ、猫は食肉として処理された上
串焼き用やソーセージの原料肉として豚肉や羊肉と偽って出荷された可能性が
高いということで、中国の屋台の串焼きや焼いたソーセージは、もしかしたら
猫かも知れないと思っちゃいますね。中国に行く予定はありませんが、こんな
調子でことごとく安全性も信頼性もない国へは旅行は出来ないです。


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