2023年・フィリピン旅行 画像紀行-13 [トラベル]
メーターを倒す気など微塵もないドライバーはマビニからパサイのちょっと先
にあるMOAまで行くのに300ペソを要求して来ました。

300ペソを日本円にすると780円になり、日本でタクシーに乗るよりは、安く
感じますが、フィリピン在住者からしたらボラれてるなと思うでしょうね。
とはいえ、フィリピンも今はガソリン1Lが200円ですからね、それなりに経費
もかかることでしょう、ということで払いました。
東南アジア地域でも最大級とされているモールなので、始めから全部見ようと
思っているわけではありませんが、ごく一部を見ただけでも疲れてしまうほど
大きなショッピングモールで、同じ敷地内にはフィリピン人の大好きな競技で
あるバスケットボールやボクシングの世界戦、アーネル・ピネダが加入した後
Journeyの凱旋コンサートが開催されたモール・オブ・エイジア・アリーナや
国際会議場、シネマコンプレックスなどが集まっています。
モール内の通路も、こんな感じで演出されています。
モールの中では写真撮影が出来ないので、この後は文章でお伝えします。
モール・オブ・エイジアに到着後、まず探したのがランチの場所です。
以前は吉野家で牛丼を食べましたが、フィリピンまでわざわざ出かけて日本の
価格よりも高い価格設定の牛丼を食べるのは止めておこうということで、順番
に店内のお食事処を周りました。
日本食の中でも高価格で知られる寿司も、中間層以上が集まるモールには出店
していて、日本の元気寿司(GENKI SUSHI)がありました。
参考までにメニューボードを見てみると、キハダマグロ(Yellow Tail)握りが
二貫で200ペソ【日本円換算 520円】でした。日本よりも確実に高いです。
カニカマ握りでも160ペソ【日本円換算 416円】ノルウェーサーモンの握りは
180ペソ【日本円換算 468円】ですからね、二皿食べたら約1,000円です。
軍艦巻きだと、サーモンが2貫で390ペソ【日本円換算 1,014円】ですからね
日本の回転寿司が値上がりしたとはいえ、10皿で2,000円ぐらいなのに対して
フィリピンでは10皿で4,000円は簡単に超えると思いますので、メニュー表を
チラッと見ただけで撤退しました。
結局、フィリピン料理(ローカル系のレストラン)の店でワンプレートご飯と
いうことになりました。アドボ(フィリピンの煮込み料理)が好きなんですが
メニューの中から探し出すことが出来ず、ビーフBBQプレートみたいなものと
マンゴシェイクを注文して約400ペソ=1,040円でした。
街中のローカルフードを食べれば、もっと安く上がりますが、安全第一で店を
選べば、そんなものです。日本の円安は日本人を貧乏にしています。
ランチを食べて、お土産には定番のパパイヤ石鹸とチョコレートコーティング
されたドライマンゴを買って、自分用にはフィリピン料理(アドボ、シシグ)
の調味料とフライドチキン用の粉を買ってホテルに帰りました。
ホテルに帰る時に乗ったタクシーのドライバーは、自分の母親は日本人でとか
話し始めたので、こりゃなんかあるぞと思ったところ、想像通りにイヤホンを
取り出して買ってくれと言い出しましたので、即座に拒否。
日本人との繋がりを強調するようなことを言い出したら、その後には何か買え
か、お金頂戴の話になるのは経験上、想定の範囲内です。
ホテルに着いて同行者が料金を払ったので、いくら払ったのかを聞いたところ
500ペソと聞いて、さすがに取りすぎだぞと相場は250ペソだぞと言いました
が時すでに遅しですから、以後、簡単にお金を払うなと言いましたが、同行者
はオカマに3万円払った人なので無理だろうなと後で思いました。
夕方になって、マビニからエルミタに歩いて移動、翌日の深夜便で日本に帰る
ということでフィリピン最後の夕食は、同行者の希望により和食に。
ペドロヒルストリートを歩いて、高級ホテルのニューコーストホテルマニラの
前を通って日本橋亭という日本料理のお店に向かっている時のことでした。
事件現場です。マニラに行く人は参考にして下さい。
突然、暗がりから三人の忍者(顔を隠して黒装束なので一瞬、何事かわからず
立ち止まってしまいました)が飛び出してきて、最初に子供がたすき掛けして
いたバッグに抱き着いてきました。(男女はわかりませんでした)
身長1メートルぐらいだったので、振り払ったところ、次は母親らしき女の人
がこれまたバッグを掴んでファスナーを開けようとしたので、今度は肘打ちで
撃退して前に進もうとしたら、その次に顔を隠した娘がバッグにしがみついて
離れないので足を蹴って撃退しましたが、さらに母親が追いすがってきました
が、同行者と一緒にいた女性が日本橋亭の従業員を連れてきたので、親子連れ
は逆方向に逃げて行きました。
フィリピンには10回以上行っていますが、突撃してきたひったくりは初めてで
なるべく暴力は使わないようにと思いましたが、肘打ちをしたり蹴ったりして
バッグ(現金はポケットに入れて、スマホもポケットに入れていたので実質的
には金目のものは入っていませんでした)も自分も無事でした。
後になって刃物を持っていたり、拳銃を持っていたら怪我をしたか、運次第で
死んでいたかも知れないなと思いましたが、不思議なことに二度と行かないぞ
なんてことは思いませんでしたね。
カジノもある高級ホテルの前で、いきなり襲い掛かる、ひったくりというのも
随分と間抜けな親子だなと思いましたが、警察を呼ぶような事件にならなくて
良かったです。(さすがに今後は宿泊はマカティにしようと思います。)
日本橋亭でエビフライと炒飯を食べて、今までに支払ったどのお店よりも料金
が安かったというのは、なんだか得した気がして、料理も美味しかったです。
そんなことがあったので、ホテルまではタクシーで帰って寝ました。
「フィリピン コワイダカラ」という現地の人の声が蘇りましたね。
慣れてきた頃が怖いという教訓のような話で、今回最大のイベントでした。
危機一髪でしたね!
母子家庭でひったくりかぁ~なんか気が滅入るような話です。
by 青い森のヨッチン (2023-10-01 18:33)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
マニラでもマビニ、エルミタ、マラテの旧市街は高級ホテルがある反面
暗がりが多く、ホームレスや仕事のない人が彷徨っているところなので
可能な限りの注意はしていますが、今回のようなことがあります。
日本人が強盗に遭ったとか、刺された撃たれたというような話が出る時
は大体、この周辺なんですが、一人で歩いていなければ余程のことが
なければ襲われるようなことはないはずで、そういう意味でも、今回の
親子は已むに已まれぬ事情があったのでしょう。
だからと言ってお金を渡すほど余裕はありませんから、どうしても攻防
になるわけで、こういうことを避けるためにも次に行くことがあれば
マカティかパサイのベイシティなどの安全な場所に泊まります。
フィリピンでは子供が出来て結婚しても旦那が働かないとか、どこかに
行方をくらませるなんて話は日常茶飯事なので、シングルマザーの数は
相当いるだろうなという想像は出来ますが、だからどうするというのは
外国人が口出しすることでもないので、難しい話になっています。
by suzuran (2023-10-02 00:25)