国指定天然記念物・柿田川 [トラベル]
バスで13分の柿田川湧水公園というバス停で降りたら目前に柿田川公園という
公園があり、そこには富士山の雪解け水が湧きだす湧水群があります。

タイトルに書いたように国の指定天然記念物になっている清流で、一日で出る
湧水は100万トンと表記され、周辺地域の水道水として利用されています。
3年前に湧き出る水の様子を見たくて柿田川公園まで行きましたが、公園内の
溝で左足首を捻って痛くて階段を降りることが出来なくなったために、公園に
辿り着いたにも関わらず、水が湧く展望台に行くことを断念しました。
※ 家に帰って翌日に病院に行って、剥離骨折が判明しました。
冬の寒い時期に湧水を見ても寒々しい雰囲気なので、やはり暑い時に清涼感を
感じるように行く方が良いだろうと考えて、久し振りに三島に行きました。
どうしても柿田川の水が湧く様子が見たかったのです。
ということで、柿田川公園に行った時の様子です。
インターネットで「柿田川公園」というワードで検索をすると出てくる有名な
場所が第二展望台と呼ばれるところで、公園として整備される前は紡績工場が
あって、その工場の井戸として使われていました。
下流の行政区域の水道として利用が可能な規模の、きれいな水の湧く水源地に
工場を立てて、その湧水を独占的に工業用水として利用するとか、現代ならば
考えられないような気がしますが、自然保護や人の生活よりも工業化が最優先
の昭和以前の時代なら、それが当たり前だったのでしょうね。
地球環境保護が最重要課題とされている今の時代になっても、放射能汚染水を
処理水だと読み替えて世界に繋がる海に放出している、どこかのバカな国では
今でも、昭和以前の感覚が当たり前のようで恥ずかしい話ですね。
実害が想定されていても風評被害とか、バカも大概にしなさいの話です。
という話はともかくとして、第二展望台の古井戸は想像以上の光景でした。
この古い井戸の跡地は、光の加減によってこのように蒼く見えます。
真上から見下ろすように展望台が造られていて、そこから見下ろすと蒼い水色
の井戸が見えますが、横から写真に撮ると光が遮られてダークブルーの水色に
なります。光と水の屈折による自然のなせる業ですね。
ここから湧き出た水と公園内の各所から湧き出た水が集まって川になり、下流
へと流れていく様子が公園内の散策路から見ることが出来ます。
水の透明度が高いために、地面のように見えますが水が地面を覆っています。
こちらにも古い井戸の跡がありますが、こちらは直接光が当たるために蒼くなりません。
この柿田川湧水公園だけでなく、三島駅のすぐ近くにある楽寿園という公園も
富士山の噴火によって流れ出た溶岩流が固まって出来たとされる湧水地があり
小浜池という園内の池は湧水の湧出によって水位が上下する池があります。
周期的に池が枯れたり満水になったりするようですが、満水になることは滅多
にない、と説明文には書いてありましたが、以前に行った時は満水だったので
あまり見る機会のない光景を見られたのは普段の行いが良いからでしょう。
富士山の周辺では、富士山に降り注いだ雨や雪解け水が数年から長いものだと
100年以上の歳月をかけて湧きだし、有名な観光地の白糸の滝のように岩の間
から湧きだしたり、富士宮市の名産品になっているニジマス(ブランド名称は
紅富士という名前がついています。)の養殖に利用されていて、富士山という
日本最高峰の存在は観光地としてだけでなく静岡県に大きな恩恵をもたらして
いるように感じています。
富士山の湧水で養殖されているニジマスは、海水で育った天然魚よりも清浄な
環境で育てられているので、サーモンの刺身を食べたければ富士宮の紅富士は
選択肢として優先度は高いと思っています。
柿田川20代の頃一度行ったことがあります。
沼津市出身の彼女と三嶋大社に参拝した折、その帰りにここに立ち寄りました。
その後で狩野川を見て鰻重を食べたのは言うまでもありません( ̄∇ ̄)
by U3 (2023-09-15 15:26)
U3さん:
コメントありがとうございます。
三島とか沼津とか、水がきれいで海が近いところは仕事をリタイヤしたら
住みたいなと思っているところです。
by suzuran (2023-09-15 23:07)