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安曇野できれいな水と空気に触れてきた -5 [トラベル]

夕方から降り出した雨は深夜になると豪雨になり、強風も吹いて台風のような
勢いになってきたので、翌日の電車(中央線は雨が強く降ると運休になる)が
心配でしたが、前回で書いたように、いつの間にか幸せ気分で寝ていました。

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朝、カーテンを開けるとお猿が木に登って逃げて行きました。
岩手ではシカとウサギを見て、タヌキの交通事故現場も見ましたので、日本は
人口は減っていますが野生動物は増えているのかも知れません。
これから何十年かしたら日本は野生の王国になっているかも知れませんね。


朝ご飯を食べて、前回は休館日に重なってしまい見られなかった、絵本作家の
故・いわさきちひろさんの作品を中心に、世界の絵本が展示されている美術館
安曇野ちひろ美術館に行きました。

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美術館なので作品の写真を撮ることはできませんからね、写真はありませんが
いわさきちひろさんの描く優しいタッチの絵はやっぱりいいなと思いました。
モダンな現代アートよりも、手書きの質感が個人的には好きです。

美術館の中を一通り見て、公園側の出口から出ると、安曇野ちひろ公園です。
ここには黒柳徹子さんのベストセラー「窓ぎわのトットちゃん」の世界を再現
したトットちゃん広場があり、ただ歩いているだけで時間の流れが止まったか
のような不思議な感覚があります。

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こちら側が公園側の出入り口です。

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この美術館と公園のある松川村は、いわさきちひろさんの両親が暮らした場所
で、いわさきちひろさんの心の故郷とされているところです。

その安曇野ちひろ公園とトットちゃんの関係ですが「窓ぎわのトットちゃん」
の表紙に、いわさきちひろさんのイラストが使われている他、黒柳徹子さんが
幼少期を過ごしたトモエ学園の「ひとりひとりの個性と可能性を大切にする」
教育方針によって、トットちゃん=黒柳徹子さんがのびのびと個性的に育った
その精神を未来に繋ぎ、いわさきちひろさんの願いである子どもの幸せと平和
と共通の理念として「平和と子供の幸せ」のシンボルとして、世界の子供たち
が笑顔で過ごせる場として「トットちゃん広場」が造られたわけです。

ベストセラーになったものの出版されて、かなりの年数が経っていますからね
知らない人も多いかと思いますが「窓ぎわのトットちゃん」は素晴らしい作品
ですので、図書館にもあると思いますし、読むのが面倒なら本を朗読したCDも
あったと思いますので、機会があれば触れてみて下さい。

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公園の中を歩いて、緑に萌える木々を見ていると大袈裟な話ですが、生きてる
というのは良いなと思えてしまうんですよね。
やっぱり広々としたところで解放されるのって大事だと思います。

次回で、トットちゃん広場のことをもう少し詳しく書いて、安曇野編を終わり
にしようと思っています。


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お散歩爺

関東でもイノシシやタヌキはでます。
でも猿や鹿などはでません。
物凄く広々した公園が逢って良いですね。

by お散歩爺 (2023-07-11 09:32) 

suzuran

お散歩爺さん:
コメントありがとうございます。

会社の帰りにタヌキの親子が走っている姿を見たことはあります。
アライグマが車に轢かれて死んでいる姿も見たことがあります。
野生動物が里山から踏み出して、都市部に出てくるのもそんなに先の
話ではないような気がします。

人がたくさんいたら、また雰囲気は違うかもしれませんが、この公園で
そんなにたくさんの人は見たことがないので、それが独特の雰囲気を
作り出しているのかも知れません。

by suzuran (2023-07-11 21:16) 

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