F1-grand prix 2023年・第9戦 カナダGP・決勝 [モータースポーツ]
まるで、マクラーレン・ホンダが全盛期の頃の故・アイルトン・セナのような
感じですが、残念なのはセナにとってのライバルであったアラン・プロストに
相当するライバルがいないことでしょうか。
開幕から数戦はセルジオ・ペレスと優勝争いかという感じでしたが、ここ数戦
は調子を落としていて、今回は6位ということでポイントランキングでは既に
独走状態に近くなっている感じがします。
今回の優勝で、F1での通算勝利数が41勝になり、故アイルトン・セナと並んだ
ことになり、レッドブルチームとしては通算100勝になりました。
良い方向に向いている時は、節目の勝利も難なく達成できるものですね。
フェルナンド・アロンソが2位、3位に入っていますが、やはり優勝がないのは
ポイント差に出ますからワールドチャンピオンは無理でしょう。
個人的には嫌いなドライバーなので、早くメルセデスとフェラーリが復調して
6位以下になることを望んでいます。
そのメルセデスですが、独自のデザインに見切りを付けてからはちょっと調子
が上向きな感じで、ルイス・ハミルトンが3位に入賞しました。
ジョージ・ラッセルはクラッシュしてリタイア、これまた嫌いなドライバーの
一人なので、6位以下で大人しくしてくれていれば良いです。
チームとのコミュニケーションに問題を抱えている、シャルル・ルクレールと
ペナルティを受けたカルロス・サインツは4位と5位で入賞。
フェラーリの場合は、低迷の原因はチーム自体にあることが確定的なので変に
マシンをアップグレードするよりも、ドライバーが思ったようなセットアップ
をしてサーキットに送り出すことが出来れば、勝てるチームになるはずです。
角田裕毅は19番手からの善戦でしたが、さすがにレッドブルのマシンではない
ので、攻めきれずに14位でレースは終わってしまいました。
ニック・デ・フリースは、完走車18台の中の18位ということで、いよいよ評価
を逆転させるには短いように思います。
バルテリ・ボッタスが影が薄いと書いたら、ランド・ノリスの5秒ペナルティ
に助けられる形でしたが10位に入賞してポイントを稼ぎました。
次戦は、2週間後の7月2日、再びヨーロッパに戻ってレッドブルの地元である
オーストリアのレッドブルリンクでのレースです。
今の調子を考えたら、マックス・フェルスタッペンが優勝としか思えません。
もう今年のチャンピオンはほぼ決定ですね
セナプロ時代のような熾烈な戦いは今シーズンはもう見られないかも?
でもMAXにとっては自分自身が最大にライバルでハミルトンも認めるようにしばらくはF1の記録を塗り替えられるのは彼だけでしょうねぇ
モナコで暮らしによりマシンのフロアを晒す失態を犯したペレスはどこまでリカバリーできるか期待しているのですが・・
ブリヂストンは本気で復帰狙っているのかなぁ?タイヤ戦争もあったら面白いのになぁ
by 青い森のヨッチン (2023-06-29 22:14)
青い森のヨッチンさん:
コメントありがとうございます。
セルジオ・ペレスはモナコで失速してから、かなり厳しいスランプに
陥ってしまったようで、レッドブルの地元で開催されているベルギーGP
でも体調不良のために優勝を狙うことは難しい感じですね。
メルセデスのアップグレードで、アストンマーティンと同程度の状態に
持ってきていますが、ジョージ・ラッセルが言う程にはレッドブルとの
差は縮められていないと思うので、レッドブルの二冠達成はほぼ確実に
なっているような気がします。
2025年からのタイヤについては、現時点ではピレリとブリヂストンの
申請が受け付けられた状況で、まだ未確定のようですが、ミシュランの
開発責任者は、F1のタイヤはショーのためのタイヤであって最高品質の
タイヤを求めているわけではないので、ブリヂストンは採用されないと
考えているらしいです。レース中にあえてタイヤの管理をすることで
レースを盛り上げたいという意向をF1運営側は持っているので、タイヤ
の劣化を防ぎ、レース中のタイヤ交換を減らすような高性能なタイヤは
必要とされないという意味らしいので、ブリヂストンのタイヤは環境に
影響を与えない高品質、高性能であるがために採用されないみたいです。
マックス・フェルスタッペンのタイヤの品質を高めて欲しいという要望
が通ればブリヂストンが採用されそうですが、レース中のタイヤ交換も
F1の見所の一つだとするならばピレリが採用されそうです。
いろいろと複雑な要因がタイヤメーカー選定に絡んでくるみたいなので
ミシュランは採用を目標にしないし、ブリヂストンも本気で劣化の早い
タイヤを作る気はないのではないかと見られているようです。
by suzuran (2023-06-30 22:54)