F1-grand prix 2023年・第６戦 エミリア・ロマーニャGP

スケジュールの上では、今週末にF1-grand prixの第6戦として計画されていた
エミリア・ロマーニャGP（イモラサーキット）ですが、イタリア北部の天候が
異常気象と称されるレベルに悪化していることから中止になりました。



エミリア・ロマーニャ州では洪水が発生して、地域住民から死者が出ている他
数千人が避難している状況にあり、レース開催の準備を進めていたサーキット
関係者、F1チーム関係者に対しても避難命令が出ているために事実上、開催が
不可能な状況になっていることが報じられていました。

開催を強行する理由が全くなく、地域で活動する防災関係者、救急隊にさらに
負担をかけることが明確な時期であることから、レースを中止することこそが
責任ある行動であるとして主催者、各チーム、ドライバーが中止の決定を支持
したことで、水曜日の段階での中止が決定しました。



角田裕毅が所属するアルファタウリの本拠地ファエンツァは、洪水が発生した
エミリア・ロマーニャ州にあり、チームメイトのニック・デ・フリースは移動
の途中で本拠地に行くことを断念する状況になっています。



今年のF1スケジュールは元々の計画が23戦を予定しているため、今回のレース
を時期をずらして開催することは、かなり難しそうな感じなので、今年は22戦
でワールドチャンピオンを競うことになりそうです。



エミリア・ロマーニャ地方の人々が、異常気象による洪水を原因にした不自由
な状態から早く解放されて、人的な被害が大きくならないことを祈ります。

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