星の海に旅立った松本零士さん [訃報・追悼]
キャラクターを作り出した漫画家、松本零士さんが急性心不全のため、85歳で
東京都内の病院で亡くなりました。
小学4年生ぐらいの頃に、松本零士さんが少年マガジンに連載していた漫画の
「男おいどん」が好きで洗濯しないで押し入れに積んであるサルマタ=下着
にキノコが生えて、サルマタケと命名して食費の心配なく、生き続けること
が出来る大山昇太に憧れの気持ちを持っていたため、松本零士さんの漫画は
それなりに読んでいました。
松本零士さんのプロフィールを見ていて気付きましたが「男おいどん」よりも
もっと早い時期に見ていた特撮ドラマ「高速エスパー」の原作漫画も、描いて
いたみたいで、幼少期から松本零士さんの作品を知っていたみたいです。
「宇宙戦艦ヤマト」は、テレビアニメを編集した映画を観て、イスカンダルの
スターシャ、森雪を好きになり、「さらば宇宙戦艦ヤマト」も映画館まで観に
行きましたが、この映画で巨大彗星と運命を共にしたはずのヤマトが復活した
三作目以降の作品は気分的に全くノリがなかったので、観ていませんし、作品
への愛情よりも、商魂しか感じなかったので、故・西崎義展プロデューサーの
関係する作品は一切観ないようになりました。
その後、今は永遠の休刊状態の週刊少年キングに連載された「銀河鉄道999」
のストーリーと星野鉄郎、メーテルのキャラクターに惹かれて、この作品以外
ほとんど読む作品が無くなってしまっていたので、テレビアニメ化、映画化を
期待していたので、テレビアニメも映画も観ました。
どちらも原作に基づいて星野鉄郎が主役ですが、映画の鉄郎は原作よりも少々
カッコいい姿になっていたのが、ちょっと不満でしたが、この作品の中からも
メーテル、ガラスのクレア、キャプテンハーロックとクイーン・エルラルダス
などのキャラクターを好きになりました。
実際のところ、スターシャもメーテルもあまり違いが無いような気がしますが
同世代の人の中には松本零士さんのキャラクターを好きだった人は割といると
思いますけどね、少なくとも高校生の頃は周囲にいました。
ここ数年で、水木しげるさん、さいとうたかおさん、モンキーパンチさんなど
昭和の頃から漫画を描いている人の訃報が多くてとても残念です。
現在も存命の人は、楳図かずおさん、ちばてつやさん、永井豪さんぐらいしか
思い浮かばなくなってしまっているのが寂しいです。
星の海に旅立った松本零士さんの道中のご無事をお祈りします。
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