ユ・アインが大麻検査で陽性

韓国の映画やドラマを観ない人にユ・アインという名前を言っても知らない人
が大半だと思いますが、韓国の若手俳優の中では映画、ドラマの出演作品数も
多く、いくつかのＣＭにも起用されている他、ファッション誌のモデルとして
活動していて将来を嘱望されている俳優の一人であり、大麻の陽性反応が出た
ことについて、韓国では芸能界の一大スキャンダルとして報じられています。



元々はプロポフォール（全身麻酔や鎮静剤として使用される薬品で医療用以外
での使用は麻薬類の扱いになる劇薬）の常習使用が疑われたため、体毛と尿の
検査が行われ、プロポフォールは検出されなかったものの、大麻の陽性反応が
出たことが報道されたものです。

プロポフォールは、マイケル・ジャクソンが亡くなった時に過剰投与が問題に
なり、依存症があり常用していたとされ、本人がそれを望んでいたのか、専属
の医師の判断なのかが裁判で争われ、最終的には医師が過失致死で有罪判決を
受けたことで、殺人とは言いませんが殺されたという表現は間違いではないと
個人的には思っていますが、そんな危険な薬品を常用していた、とするならば
ユ・アインはかなり精神的に問題を抱えていたのかも知れません。



2021年にNETFLIXで話題になった「地獄が呼んでいる」というドラマ
第2シーズンの配信も決定している人気作品ですが、第1シーズンの主演俳優は
ユ・アインで、地獄行きの宣告をする新興宗教・新真理会の教祖役でした。



「新感染・ファイナルエクスプレス」「新感染半島・ファイナルステージ」の
監督、ヨン・サンホが、原作漫画をNETFLIXオリジナル作品として映像化した
作品ですが、透明な世界から突然現れる三人の黒い魔物によって「神の告知」
を受けた罪人が殺されていくというドラマで、個人的にあまり「宗教観」とか
「死生観」とかに関わりたくないので、流し見しただけですが、ユ・アインの
演技は高く評価されていました。



どうしようもなくゲスな巨大財閥の御曹司（悪役）を演じた「ベテラン」とか
2021年に主演して、韓国の映画賞の青龍賞主演男優賞を受賞した「声もなく」
など、悪役から心優しい聴覚障碍者まで、多彩な役柄を演じられる映画俳優と
して本当に期待されていた存在だけに残念な話です。

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