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故・アントニオ猪木さんの遺した功績 [訃報・追悼]

年末が近づいて、今年一年間で亡くなった人の墓碑銘が一覧で出てくる時期に
なってきましたが、やはり大きな喪失感があるのはアントニオ猪木さんです。



安倍晋三が射殺されたことを自民党の提灯持ちメディアは歯が浮くような言葉
で数々の功績(この政治屋が遺したのは自民党は統一教会の教義によって運営
されているという国辱政党だ、という事実を明るみに出す踏み台としての役割
だけだったと思っています)を並べ立てるでしょうが、そんな上げ底の評価は
何の役にも立ちはしませんから、岸田文雄も早く退陣して欲しいものです。


役立たずの元自民党総裁の話はともかくとして、アントニオ猪木さんが生涯を
捧げたプロレスのレジェンド「燃える闘魂」としての猪木さんの活躍の他にも
フセイン大統領が存命時にイラクで起きたクウェート侵攻時の人質救出の際の
政治家としての活躍も忘れられない実績として記憶しています。



イラクによるクウェート侵攻時にイラク政府が日本人駐在員を人質として拘束
した際、敵地であるイラクに人質の家族と新日本プロレスのプロレスラーたち
と共に乗り込み「スポーツと平和の祭典」と称して新日本プロレスのレスラー
たちがプロレスの試合を行ない、結果として帰国便に人質を乗せて帰ることが
出来たという事実があるわけですが、当時の閣僚、国会議員で猪木さんの成果
を正当に評価した度量のある人はいませんでした。



アントニオ猪木氏がイラクに乗り込んだ際、実は当時の首相たちが別ルートで
人質解放の交渉をしていたから速やかに解放されたのであって、現地へ飛んだ
アントニオ猪木氏は迎えに行っただけだ、という嫉妬と創作のような話を平然
としている政治家もいましたが、何十年も経った今でも自民党の体質は同じと
いうか、むしろ安倍晋三以降、責任逃れ、話のすり替え、隠蔽、改竄、捏造と
自民党の政治家は知的レベルは低下し、国民を下に見る下衆が増えました。
単純に言って嘆かわしいこと、この上なしです。



当時の外務省や内閣府など日本国内の政治家や官僚達はことごとく反対をして
どうしても行くと言うのであれば、人質に危害が加えられようが、自分たちが
拘束されようが自己責任だという念書を置いて行けと言っていたわけで、当時
の首相たちは卑怯者でなおかつ無責任な人だったわけです。

少なくとも「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という格言は確かにその通りだと
思いますから、日本の国内でへっぴり腰でフセイン大統領を非難していただけ
の与野党議員は時代が変わった今になっても、朝鮮民主主義人民共和国に拉致
された拉致被害者を解放するために直接交渉に行かないわけで、結局は北朝鮮
を批判するための道具として拉致被害者というワードを使うだけのヘタレ議員
しかいないのが日本の現状なわけです。



朝鮮戦争休戦60年を祝う軍事パレードに招請され、現地でされる拘束される
リスクを踏まえた上で、北朝鮮に行って、北朝鮮国内でもプロレス興行をして
拉致被害者解放の足掛かりを作ろうとしたアントニオ猪木さんの功績は死んだ
統一教会の広告塔よりも、余程大きいと思います。

その遺志を継いで、北朝鮮と外交の出来る政治家が現れることになれば、無駄
な軍事費を遣うことなく、外交によって平和を維持できるインテリジェンスの
高い文化国家の日本として世界平和の模範となれる国に出来ることでしょう。

現在の自民党の強い武器を持てば侵略されないという小学生並みの知的水準の
政治家には絶対に無理なことなので、全く期待していませんけどね。


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